2020.01.18

「B.LEAGUE HOPE」ユニファイドスポーツフェスタでオールスター出場選手が子どもたちと交流

「B.LEAGUE HOPE」ユニファイドスポーツフェスタは札幌市立札幌みなみの杜高等支援学校で開催された [写真]=新井賢一
1981年、北海道生まれ。「BOOST the GAME」というWEBメディアを運営しながら、スポーツジャーナリストとしてBリーグを中心に各メディアに執筆や解説を行いながら活動中。「日本のバスケの声をリアルに伝える」がモットー。

「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2020 IN HOKKAIDO」の開催を翌日に控えた1月17日、「B.LEAGUE HOPE」ユニファイドスポーツフェスタが札幌市南区にある市立札幌みなみの杜高等支援学校で開催された。

 Bリーグでは「スポーツの力」に対する社会・地域からの期待に答え続けるためにも「スポーツエンターテイメントの革新」だけでなく、「Social Innovationの実現」を目指し、ステークホルダーとともにさまざまな社会的責任活動を「B.LEAGUE HOPE」と称して推進していく活動として行っている。

 また、今回は2018年5月にスポーツ界および障がい者スポーツの発展のみならず、障がい者と健常者が当たり前に交流する社会を目指すために、パートナーシップ協定を結んだスペシャルオリンピックス日本(SON)との共催となった。

 これにオールスターゲームに出場する選手12名とスペシャルオリンピックス日本ドリームサポーター4名に加えて、今回の「B.LEAGUE HOPE」アンバサダーを務めるタレントのおのののかさんが来場。加えて、みなみの杜高等支援学校のバスケットボール部員16名、そしてスペシャルオリンピックスの選手たちなど総勢74名が参加して、スポーツを通じて楽しいひと時を過ごした。

「今日は楽しみましょう」と開会のあいさつをしたBリーグの大河正明チェアマン [写真]=新井賢一


 学校見学の後、体育館に場所を移して活動がスタート。実際に子どもたちと対面を果たした。まずは大河正明チェアマンから「2020年、今年は東京にオリンピックとパラリンピックが日本にやって来ます。男子日本代表も44年ぶりに出場しますし、この中からも日本代表としてプレーする選手も出てくるでしょう。明日はオールスターゲームですが、その前にこの場所でみなさんと一緒にスポーツを通して一つになりたいと感じて12名の精鋭が集まってくれました。個性があるみんなが集まって、元気に2020年過ごせるように今日は楽しみましょう」と開会の挨拶が行われた。

田渡凌(左)、富樫勇樹の同級生コンビが準備体操を担当 [写真]=新井賢一


 その後、12名の選手たちが自己紹介を行い、選手から直接参加者全員にTシャツのプレゼント、そして準備運動に移行。準備運動の進行役は田渡凌横浜ビー・コルセアーズ)、お手本役に富樫勇樹千葉ジェッツ)と同級生司令塔コンビが務め、笑いが時より起こるなど和やかなムードでスタートした。選手たちを交えて全員でチームを組んでボールを使ったゲーム、それが終了するとバスケットボールクリニックのエリアと、ボッチャ・フリスビー・車椅子バスケも含めたフリースローチャレンジのレクレーションスポーツ3種のエリアに分かれて同時進行で実施。どこも非常に笑顔が絶えない時間となったが、選手たちは和やかなムードの中にも時より勝負師としての一面を見せるなど、ビッグプレーが出た時などは大興奮しながら子どもたちと交流を行なっていたのが印象的だった。

田中大貴竹内公輔も車いすバスケに挑戦 [写真]=新井賢一


 最後はみなみの杜高等支援学校のバスケ部キャプテンである金子翔さんと選手を代表して折茂武彦選手(レバンガ北海道)からあいさつがあり、その後は全員で記念撮影。最後は全員で「Bリーグ」と声を上げて今回の活動は終了した。

取材・文=鳴神富一

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