2020.02.07

10連勝中の千葉ジェッツ、エドワーズ不在の穴を埋め地区2位浮上なるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

千葉ジェッツvs名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(@千葉ポートアリーナ)
第1戦:2月8日15時5分 第2戦:2月9日15時05分

 アウェイで島根スサノオマジックを退け、千葉ジェッツが10連勝に到達。1戦目は第1クォーターに30得点の猛攻を見せ、その後何度か点差を詰められたものの追いつかれることなく、最後は第1クォーターにつけた11点差に戻す格好で勝利。続く2戦目は前半にやや苦戦を強いられたが、第3クォーターに相手を10点に抑えて優位に立ち、今季の島根戦を4戦全勝で締めた。ギャビン・エドワーズが1戦目に負傷退場するアクシデントもあったが大勢に影響はなく、2戦目は西村文男が復帰戦を今季初の2ケタとなる13得点で飾っている。前節1勝1敗に終わったアルバルク東京との星の差は1つまで縮まった。今節は東地区2位浮上のチャンス到来だ。

 9連敗を脱してからは白星と黒星が交互に続いていた名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。前節の新潟アルビレックスBB戦も、1戦目に28点差で快勝しながら2戦目を4点差で落とした。1戦目は13本成功、2戦目も10本成功と3ポイントの脅威は蘇る兆しを見せたものの、1戦目でフィールドゴールを11本中10本決めて今季最多タイの23得点を叩き出したヒルトン・アームストロングが2戦目はフィールドゴールを3本しか打てず、わずか2得点と沈黙。被ファウルが少なく、リバウンドで後手を踏んだことも敗戦につながった。ただ、成長株の木下誠が約1カ月ぶりにコートに立ったことは好材料だ。

 第7節にも激突した新潟戦に続き、今節も第8節に対戦した千葉との再戦となる名古屋D。その第8節で2戦とも2ケタ得点を挙げた木下の復帰は心強いが、連敗の大きな要因は1戦目で計10得点、2戦目も計16得点という外国籍選手の不調だった。当時インジュアリーリストに入っていたジャスティン・バーレルの働きを見込んだ上で、アームストロングの高さを攻守両面で最大限に活かせるかどうかがカギになる。古巣との対戦でもあり、アームストロングはより高いモチベーションを持って臨まなければならない。

文=吉川哲彦

■ロースター
千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン
富樫勇樹
マイケル・パーカー
コー・フリッピン
田口成浩
晴山ケビン
大宮宏正
ニック・メイヨ
西村文男
大倉颯太※特別指定
藤永佳昭
ギャビン・エドワーズ
原修太
小野龍猛

・名古屋D(ヘッドコーチ:梶山信吾)
小林遥太
満田丈太郎
菊池真人
張本天傑
安藤周人
中東泰斗
笠井康平
中務敏宏
西田優大※特別指定
ヒルトン・アームストロング
笹山貴哉
ジャスティン・バーレル
木下誠

この試合の他の記事

BASKETBALLKING VIDEO