2020.02.07

レバンガ北海道はホーム4連戦…残り25試合での巻き返しへ、より一層の団結力が問われる

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

レバンガ北海道vsシーホース三河(@北海きたえーる)
第1戦:2月8日15時5分 第2戦:2月9日15時05分

 9連敗で前節の富山グラウジーズ戦に臨んだレバンガ北海道。その1戦目は第2クォーターだけで11点差をつけ、良いムードで折り返しながらも第3クォーターに追いつかれ、1点を争う攻防となった第4クォーターは終盤にオフェンスが停滞して5点及ばず。開幕節2戦目以来の2ケタ得点をマークした橋本竜馬の活躍も実を結ばなかった。

 しかし2戦目はオフェンスが安定し、すべてのクォーターで20得点超え。内田旦人の第2節2戦目以来の2ケタとなる12得点の活躍もあり、7試合ぶりの80点台で1戦目の雪辱を果たした。連敗に終止符を打ち、今節と次節のホーム4連戦で弾みをつけることができるか。

 今節の相手となるシーホース三河も、前節は滋賀レイクスターズに対して1勝1敗。金丸晃輔の欠場が続く中、好調の森川正明も欠場する事態だったが、1戦目はようやくコンディションが整った岡田侑大が18得点。ディフェンスでも滋賀を57点に抑え、25点差の快勝だった。

 ところが2戦目は前半で21得点とまさかの沈黙。攻守両面でインサイドの主導権を握られ、前日とは逆に57点に封じられる24点差の完敗だった。その象徴となってしまったのが7得点に終わったダバンテ・ガードナー。1ケタ得点は来日5シーズン目で初めてのことだ。何より、チャンピオンシップのワイルドカード枠でライバルとなる可能性もある滋賀に1勝3敗と負け越したのは今後に響きかねない。

 北海道は松島良豪が今季限りでの現役引退を表明。残る25試合は折茂武彦だけでなく松島にとっても最後の花道となるだけに、より一層チーム一丸となって戦わなければならない。前節の橋本と内田は決して多くはなかったシュートチャンスをしっかり活かしたが、そのシュートチャンスを自らクリエイトする積極性も不可欠。ケネディ・ミークスマーキース・カミングスの決定力に頼りすぎず、難しい局面になればなるほど日本人選手が果敢に攻める姿勢を示す必要があるだろう。

文=吉川哲彦

・北海道(ヘッドコーチ:内海知秀)
橋本竜馬
ケネディ・ミークス
マーキース・カミングス
ファイ・パプ月瑠
中野司
多嶋朝飛
折茂武彦
市岡ショーン
桜井良太
マーク・トラソリーニ
内田旦人
川邉亮平
松島良豪

・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
會田圭佑
川村卓也
岡田侑大
長野誠史
森川正明
熊谷航
金丸晃輔
根來新之助
クリス・ジョンソン
セドリック・シモンズ
加藤寿一
桜木ジェイアール
ダバンテ・ガードナー

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