2020.02.14

万全な態勢の宇都宮ブレックスを迎え撃つにはシーホース三河の金丸晃輔の活躍が不可欠

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

シーホース三河vs宇都宮ブレックス(@スカイホール豊田)
第1戦:2月16日17時5分、第2戦:2月17日19時5分

 第13節2戦目から前々節1戦目まで11勝1敗と一気に上向いたシーホース三河が久しぶりの連敗。前節のレバンガ北海道戦は1戦目に金丸晃輔が4試合ぶりに出場したが、前半の4点リードを後半の59失点であっという間に失い、今季5番目に多い97失点で前々節2戦目に続いての黒星となった。2戦目も点の取り合いとなる中、第3クォーターにクリス・ジョンソンがディスクォリファイイングファウルで退場となり、第4クォーターには金丸が今季66本目にして初のフリースロー失敗という“事件”もあったが、桜木ジェイアールの25得点と川村卓也の23得点に加えて森川正明の11得点の活躍もあり、今季2度目の100点ゲームで勝利。三河を追う富山グラウジーズ新潟アルビレックスBBも前節は1勝1敗で、その差は変わっていない。

 リーグ最高勝率で並ぶ川崎ブレイブサンダースと開幕節以来の激突となった宇都宮ブレックスは、1戦目に敗戦。第2クォーター以降は追う展開となり、第4クォーターは何度も1ポゼッション差まで迫りながら、逆転できたのは1度のみだった。2戦目も第2クォーターに勢いを失う嫌な流れだったが、後半は川崎を23得点に封じてリベンジ。遠藤祐亮比江島慎がともに4スティールを記録するなど、好ディフェンスが光った。アルバルク東京に勝率で並ばれたものの、東地区首位の座はキープ。ただし、同じく勝率で並走状態の川崎には1勝3敗と負け越す結果となり、今後への影響が懸念される。

 両者は第4節にも顔を合わせているが、宇都宮がジェフ・ギブス不在で外国籍選手は帰化が認められる前のライアン・ロシター1人という不利をはね返し、2戦とも90点台、6点差で連勝している。今節は態勢万全の宇都宮に対し、三河は1戦目でジョンソンが出場停止という状況。宇都宮の強度の高いディフェンスを崩すには、前回の対戦で1戦目が無得点、2戦目も7得点に封じられた金丸が借りを返すことが大前提となる。

文=吉川哲彦

■ロースター
・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
會田圭佑
川村卓也
岡田侑大
長野誠史
森川正明
熊谷航
金丸晃輔
根來新之助
クリス・ジョンソン
セドリック・シモンズ
加藤寿一
桜木ジェイアール
ダバンテ・ガードナー

・宇都宮(ヘッドコーチ:安齋竜三)
田臥勇太※インジュアリーリスト
ジャワッド・ウィリアムズ
ジェフ・ギブス
比江島慎
テーブス海※特別指定
遠藤祐亮
竹内公輔
渡邉裕規
山口颯斗※特別指定
鵤誠司
橋本晃佑
ライアン・ロシター
栗原貴宏
山崎稜
喜多川修平

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