2020.03.02

<レバンガ担当 石川ひとみ’s eye>2 ラストシーズンの試合延期に「できることを日々やっていくだけ」…

マスク姿でインタビューを受ける折茂武彦選手
北海道新聞・道新スポーツとバスケットボールキングのコラボ企画。レバンガ北海道の協力も得て、北海道のバスケ情報をお届けします。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、Bリーグは2月28日~3月11日の間に行われる99試合の延期を決めました。各チームの財政面への配慮を理由に無観客開催ではなく延期を選んだことは発展途上のBリーグならではの判断でした。

 千葉のように安定した経営基盤を築いているチームがある一方、ライセンス獲得に苦しんでいるチームがあるのが現在地。試合が中止や無観客になれば興行収入が得られなくなり、経営が傾くチームが出てきてしまう。しかし、延期ならば振り替えた試合で穴埋めができるということがポイントでした。

 レバンガ北海道も3季連続で黒字と安定感が出てきましたが、経営に余裕があるわけではありません。ホーム3試合を含む6試合が延期となり、横田陽最高経営責任者(CEO)は「チケットやグッズ売り上げに影響があるのは間違いない」と危機感を募らせています。

 レバンガの選手は2月26日の練習後、横田陽CEOから試合の延期を伝えられました。もとから予定されていた約2週間のリーグ休止期間に加え、さらに2週間の休止ということになり、「調整が難しくなる」と主将の桜井良太選手。多嶋朝飛選手も「不安はあるが再開に向けて準備するしかない」と話すなど、先を見通せない状況に選手はもどかしい思いを抱えています。

 なかでも今季限りで引退を表明している、折茂武彦選手が「プロである以上、自分のできることを日々やっていくだけ。これも運命。仕方ない」と受け止める姿が印象に残りました。リーグは本当に再開できるのか疑問符がつく状況ですが、折茂選手の納得できる形で最後のシーズンが終わってほしい。そう願うのはわたしだけではないはずです。

文・写真 石川仁美(北海道新聞)

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