2020.04.08

<レバンガ・折茂武彦のティップオフ>リーグ中止 消化不良 引退は…

<2020年1月18日、札幌市・北海きたえーる>オールスターでMVP賞を獲得し、笑顔を見せる折茂 =北海きたえーる(大島拓人撮影)
北海道新聞・道新スポーツとバスケットボールキングのコラボ企画。レバンガ北海道の協力も得て、北海道のバスケ情報をお届けします。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、Bリーグの今季の全日程が打ち切られました。事前に各クラブの意見を集約する会議はありましたが、最後は大河チェアマンが決断したので、僕が知ったのも皆さんと同じ3月27日のウェブ会見でした。世界中で感染が拡大しているので、やむを得ない判断だったと思います。

 リーグ中断期間、チームは経験したことがない独特の雰囲気でした。選手は自分と家族の健康を心配する一方で、プレーすることを望む思いもあり、複雑な気持ちを抱えていました。当時はリーグが再開されるのかどうかも分からず、モチベーションの維持が難しかった。外国籍選手の帰国もあり、チームを維持できなくなるのではないかとの危機感もありました。

 リーグ打ち切りにより、経営面で積み上げてきたものが大きく崩れてしまう事態に直面しています。例年通り10月に新シーズンを開幕できるか否かも分からず、厳しい状況。それでも事業計画を立て、チームを作って前に進まなくてはいけません。

 今季限りでの現役引退を表明していたので、ファンの皆さんの期待に応えるような姿を見せられなかったことを申し訳なく思っています。「最後のシーズンがこういう感じなのか」と消化不良で、さみしく思う気持ちもあります。

 ツイッターなどの会員制交流サイト(SNS)を見ていると、「現役を続行してほしい」という書き込みを見かけます。期待してくださる声をありがたく思っていますが、昨年10月に引退会見を開いています。僕の性格上、引退が覆ることはないと思っています。

 これからいろいろな方に会う機会があるので、その意見を踏まえながら今後どうするかについて整理していきたいと思います。近いうちに皆さんへ、自分の口から改めてこれまでの感謝と今後のことをお伝えする機会を設けるつもりです。(運営会社代表、選手)

2020年4月8日 北海道新聞掲載

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