2020.04.24

バスケットボールへマジになったアディダスにこれからも目が離せない!

故コービー・ブライアントのデビュー同時、現在ではジェームズ・ハーデンの足元を支えるのはアディダスのシューズだ [写真]=Getty Images
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アディダスがバスケットボールへこれまで以上に力を注いでいる。それは日本の市場に対しても十分うかがい知ることができる。これには一体どのような背景があるのか!? アディダスとバスケットボールとの関係を振り返るとともに、担当者、そして契約プレーヤーであるアルバルク東京竹内譲次の証言からひもといていきたい。

取材協力=アディダスジャパン

アディダスとバスケットボール

 オールレザーのアッパーとラバー・シェルトゥを初めてフィーチャーしたローカットのバスケットボールシューズとして1969年に登場したのが、今でも名器とうたわれる『スーパースター』だ。70年代の中頃になると、全NBAプレーヤーの4分の3が履いていたとも言われるほどバスケシーンを凌駕した。その後、ヒップホップグループのRUN-DMCが愛用したことで、ストリートシーンでの人気にも火がついたことは周知のとおり。90年代には、先日事故で亡くなったコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)と契約を交わし、6年間にわたってクレイジーシリーズなどのバッシュやスニーカーを開発し、世間の認知度を高めてきた。

 アディダスバスケットボールにとっての大きな転機の1つとなるのが、2006年のNBAとのオフィシャルサプライヤーだ。全世界でファンを抱えるNBAとパートナーシップを結ぶことにより、バスケットボール界はもちろん、ブランドとしての価値をより高めていくことがその目的。パートナーシップは2016-17シーズンまで11年間続き、さまざまな取り組みやグッズ展開を通じ、世界での売り上げ拡大にもつながった。

 そうして築いた一時代からさらに次のステップへと進もうとしているのが、現在だ。“クリエイター”と呼ばれる唯一無二の存在をどれだけ生み出していけるか。また、その存在が世界をリードし、将来のスーパースターたちやバスケットボール市場にどれだけ影響を与えていけるか。そのために、グラスルーツや高校、大学、バスケットボールキャンプ、スキルコーチなど、さまざまな角度からアプローチをしている。

 現在、ブランドの顔と言えるのがジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)、ダミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、デリック・ローズ(デトロイト・ピストンズ)をはじめとするスーパースターたちだ。また、将来のNBAを担うと言われているドノバン・ミッチェル(ユタ・ジャズ)、トレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)という若手をサポートすることで、世界へと発信を行っている。この方向性は、今後も継続していく予定だ。

サプライヤーではなくパートナーであるアルバルク東京

国内においてはBリーグ初年度からアルバルク東京をサポート [写真提供]=アディダスジャパン


 国内に目を転じると、アディダスはBリーグ2連覇中のアルバルク東京のサポートをBリーグ元年から行っている。旧リーグの名門・トヨタ自動車アルバルク東京から、1つのプロチームとして新たにスタートをすることを機に、「リーグリーダーとして新しい文化を創る」ことをともに目指し、パートナーシップを締結したというわけだ。

 アルバルク東京との取り組みは、これまでのバスケットボール文化を変えるべく、単なるサプライヤーとしてではなく、パートナーとして、新たなウエアスタイルの提案から、チーム・選手の価値創出、ファン獲得、応援文化の醸成など、さまざまな分野で協業を図ってきた。Bリーグ発足時から1つのチームと深い関係性と構築し、ともにトライ&エラーを経験できていることは、国内におけるアディダスバスケットボールにとっての今後に向けた貴重な好材料となる。またチームだけではなく個人選手との契約も進めている。その1人、安藤誓哉は昨年、FIBAワールドカップに出場した。まさにアディダスとともに成長した好例だ。

 Bリーグは、これからもまだまだ進化を遂げていくことは間違いない。アディダスとしてもさらなる関係性の強化を図っているが、1月、北海道札幌市で行われたBリーグオールスターをサポートしたのがアディダスだった。

 プロリーグのオールスターは、1つの花形イベントであり、スター選手が集うもの。そこに地域創生という今後のリーグ発展には欠かせない要素が加えられているのも魅力。今回は折茂武彦選手(レバンガ北海道)の最後のオールスターということもあり、注目度や露出度も高く、アディダスにとっても意味のある取り組みとなっただろう。

アディダスは今年のBリーグオールスターのサポートを行った [写真]=新井賢一

担当者に直撃!「アディダスの本気度を教えて!!」

 2020年を迎え、アディダスがこれまで以上にバスケットボールに注力をしている。現在のアディダスバスケットボールのコンセプトは“Free To Create”。これにはどのようなメッセージが込められているのだろうか。担当者に聞いた。

「自由に、自分らしさ出すこと。それをオンコートでもオフコートでも体現してほしいと我々は願っております。自分を他人と比較する必要もなく、他人に言われることも関係なく、誰かと同じプレーをするのではなく、バスケットボールで自由に、自分らしさを出してほしいと考えます」

 さらに日本の現状についてもこのように分析しているという。

「バスケットボールは部活生を含めた競技人口の多さに対して、まだまだ市場に可能性が多く存在するスポーツだと言えます。Bリーグ発足、スター選手の誕生、日本代表の活躍など、非常に明るい話題も多く、また、アリーナスポーツというポテンシャルも重なって、間違いなく、今後より成長していくと信じています。その中で、アディダスバスケットボールとして何ができるか。リーグ、チーム、個人、ファンをどうつなげていけるかを突き詰めて考え、実行していくつもりです」

 これからアディダスがどのようにバスケットボールに向かい合うか、これについても担当者が熱く語ってくれた。

「アディダスが伝えたいメッセ―ジ、選手、プロダクトが世界から日本へもしっかり伝わるようにしていきながら、日本としてもこれまで通り、”クリエイター”と呼ばれる無二の存在を生み出し、市場に影響を与えていくための活動にフォーカスをしていきたいと考えています。選手は男子だけではなく女子も視野に入れながら、アルバルク東京とのパートナーシップも強化していく考えです。しかしながら、それだけではなく、将来のクリエイターへのサポートも行ってきています。世界に通じる日本人バスケットボーラーを育成することを目的とした『NATIONS TOKYO PROJECT』もその1つ。すでに過去2年、10代の有望選手を発掘し、ユーロファイナルのキャンプツアーに連れていくなど、若い世代から世界を肌に感じてもらう企画を実施しています。まだまだ甚だ微力ではありますが、世界に名をとどろかす、クリエイターを生み出していけるよう、尽力していきます」

 今後はアディダスから目を離さない方が良さそうだ。これまで以上バスケットボールをより自由に、そして面白くする存在となるだろう。

【アディダスサポートプレーヤー】 竹内譲次スペシャルインタビュー

契約のきっかけは「もっと深いお付き合いをしたいと思ったから」

――アディダスとの契約に至った経緯を教えてください。

竹内 まず所属チームのアルバルク東京が唯一のアディダススポンサーのチームで、そこでアディダスの担当者と練習会場や試合会場で色々とお話をして。それでもっと深いお付き合いをしたいと思い始めたのがきっかけです。

――ウエアの着心地は?

竹内 当初からバスケットボールのジャージ感がなくて、スタイリッシュですね。従来のバスケットボールのギアのような2000年代の少しダボっとした印象から、今のトレンドに合わせたデザインやフォルムになっています。その点も気に入っています。

――いまだに成長を続けられる秘密は何ですか?

竹内 年齢を重ねれば重ねるほど、キャリアとして残りの時間は少なくなっていくので、時間の使い方を大切にしています。例えば若い時は練習中にあるフリースローの練習を休憩の意味合いで、「とりあえず打って休もう」という感覚でやっていました。でも、今はそういうものも全て気持ちを込めて行うようにしています。たとえ休憩中のフリースローだとしても、しっかり決め切ることだったり、集中して放つ。些細な練習、些細な時間も無駄にしないように心掛けて生活しています。

――バスケットボール選手として結果を残して、まだまだ続けたいという気持ちもありますか?

竹内 子どもが成長してきて、バスケットボールのこともだいぶ理解できるようになりました。もっと子どもが自分のプレーを見て喜んでくれるように、できるだけ長く自分の姿を見せてあげるようという気持ちが、「もう少し現役を続けたいな」という気持ちにさせてくれますね。

アディダスと契約した理由を語ってくれた竹内譲次 [写真]=新井賢一

GEEK UP COLLECTION

 前述のとおり、現在はジェームズ・ハーデン、ダミアン・リラード、若きスターであるドノバン・ミッチェルらがブランドの顔として活躍。彼らの人気と比例するように、そのシグネチャーシューズもまた世界的に愛されている。アディダスの新コレクション“GEEK UP”では、選手たちのプレースタイルやアクションを遊び心溢れるグラフィックで表現。機能性とデザイン性を兼備し、さらに選手たちの個性をも反映したシグネチャーシューズを以下に紹介する。

 このモデルを「すぐに試したい!」「コートに持ち込みたい!」というケイジャーにビッグニュース。この後、バスケットボールキングのツイッターアカウントでプレゼントを実施する。 こちらのアカウント➡️ https://twitter.com/bbking_jp をチェックしよう!!

HARDEN VOL.4 GEEK UP

ジェームズ・ハーデンのスタイルをヒントに、急な方向転換も可能な力強いグリップ力を実現させた一足
■価格:17,000円+税
■商品番号:EH1999
■商品ページ:https://shop.adidas.jp/products/EH1999/


DAME 6 GEEK UP

優れた軽量性とグリップ力で、ダミアン・リラードのような機敏なプレーをサポート
■価格:13,000円+税
■商品番号:EF9878
■商品ページ:https://shop.adidas.jp/products/EF9878/


D.O.N. ISSUE 1 GCA

ドノバン・ミッチェルを讃える、軽量・柔軟なバスケットボールシューズ
■価格:12,000円+税
■商品番号:EH2001
■商品ページ:https://shop.adidas.jp/products/EH2001/

■アディダスオンラインショップ
https://shop.adidas.jp/

■GEEK UP COLLECTION ページ
https://shop.adidas.jp/item/?collection=geek_up