2020.05.06

【#おうちWEEK企画】Bラボメンバーが描く「バスケ選手にもファンが多い三重県の名店うどん『太助』」

滋賀レイクスターズの伊藤大司の実家、うどん「太助」
au
バスケットボールキングラボ会員

※バスケットボールキングのオンラインサロン『Bラボ』のメンバーによる記事です

文=au(Bラボ)

 三重県と聞いて、日本地図のどこに位置するかわかる方はどれくらいいるのだろうか。ある時は四国、またある時は九州。惜しい人で名古屋の右隣や上。伊勢志摩サミットで若干知名度を上げたが、記憶に残りにくいマイナーな県である。

 そんな三重県ではあるが、実は観光資源が豊富で、食べ物が美味しいのをご存じだろうか? 東の富士急、西の長島と言われる絶叫マシーンが多い長島スパランドに日本で1、2を争うアウトレットモールのジャズドリーム長島。F1の鈴鹿サーキット、並ばずに乗り物に乗れるという志摩スペイン村、伊賀の忍者屋敷、なんと言っても神社の最高峰である伊勢神宮。食べ物も松坂牛に伊勢海老、伊勢茶、天むす(名古屋発祥と思われている人も多いが三重県発祥)。観光して美味しい料理を食べられる優れた県なのである。
 
 美味しい料理。三重県鈴鹿市にある、知る人ぞ知る名店、うどん屋「太助」。伊藤拓摩(前アルバルク東京ヘッドコーチ)、伊藤大司滋賀レイクスターズ)のご実家と言うことで知っているブースターもいるかもしれない。二人がまだ子どもの頃から太助は繁盛店で、土日になると順番待ちするほどだ。

 1984年7月7日、お父さんとお母さんで太助を開店。お父さんもお母さんも、とても気さくな性格で、お客さんと談笑していた。お父さんは学生時代、柔道家で強かったらしく、警察署の柔道場で大人をぶん投げていたとか。大学の推薦の話もあったが、当時柔道で食べていけないと思い、料理人の道へ。名古屋の天ぷら屋、四日市のお寿司屋、金沢の日本料理屋で修行を積んで、うどん屋を開店。お母さんは学生時代ソフトボールでインターハイに出場した実績をもつ。お父さんが他界された後、お母さんが今でも太助の味を守っている。

 そんな太助なのだが、とにかくすべての料理が美味しい。特におすすめなのは「おじやうどん」、「鳥南蛮うどん」、「いわし寿司」。また、取りそろえている日本酒もこだわっており酒好きにはたまらない。日本酒と一品料理で最後の締めにうどん。これがまた最高。

名物のおじやうどん


うどん以外の一本料理はつまみに最高


 うどんの味付けは出汁がきいてあっさりしており、気づいたらスープを飲み干してしまうほど。「おじやうどん」はうどんにご飯が入って、麺とおじやを同時に楽しめる。「いわし寿司」は、いわしをタレにつけこんで、くさみが全くなく光物が苦手な人が食べてもはまるほど。以前、田中大貴選手がインスタグラムに「これこれこれ!」と投稿していたのも「いわし寿司」である。

 店内の一角はバスケ一色。懐かしい雑誌から懐かしい写真。バスケ好きならテンションが上がること間違いなし。貴重な写真が見られるかもしれない。
 先日、西村文男選手と伊藤大司選手がインスタライブを行っていた時に、西村文男選手も太助のうどんが好きと言っていた。名古屋の有名味噌煮込みうどんか太助しか食べないとも。

 名古屋駅から近鉄電車で1時間ほど乗って、三日市駅下車。そこから徒歩でだいたい16分。三重県で観光した時、名古屋遠征に行かれた時にはぜひ立ち寄ってみて欲しい。損はさせない美味しさと、お母さんの人柄に触れに。

お見せを切り盛りする伊藤選手のお母様とお母様に提供していただいた家族の写真

おうちWEEKのバックナンバー

BASKETBALLKING VIDEO