Bリーグは5月8日、「B.LEAGUE AWARD SHOW 2019-20」のDAY1を開催。先日、27年間の現役生活にピリオドを打ち、引退記者会見を行ったレバンガ北海道の折茂武彦が功労賞を受賞した。
授賞式では長年支えてきたファンや関係者に感謝の言葉を述べた折茂。さらに、“折茂軍団(五十嵐圭、朝山正悟、山田大治、桜井良太、竹内公輔、竹内譲次、川村卓也)”と呼ばれる後輩たちとの巧妙な掛け合いをで笑いを誘い、愛されるキャラクターをファンに披露した。
セレモニーの後、メディア対応した折茂は「名誉ある賞といただきました。27年間という長い現役生活を全うしたからこそ賞をいただけたと思います。今まで支えてくれた、応援してくれたすべての方にお礼を言いたい」と感謝の言葉を述べた。
昨日放送された報道ステーション(テレビ朝日系)で単独インタビューがオンエアされたが、その際、持病があったことが引退の一因になったと語った。それについて質問が及ぶと、「シーズン前の検診で『間質性肺病変』と診断されました」と改めて病名を明かした。「肺はアスリートにとって大切な器官ですがプレーにはそれほど影響はありませんでした。今はそれほど深刻な状況ではありません。これからしっかりを経緯を見て治療にあたりたいと思います」と語った。
授賞式の最後に、息子さんから感謝の手紙が読み上げられたが、「あのような形でメッセージをもらうとは思わなかった」と笑顔で答えた折茂。「バスケ中心の生活を送っていたので、子どもの頃から遊びにも連れていけませんでした。これまで何もしてあげられなかったけど、立派に成長してくれてうれしい」と、最後は父親の一面を見せてくれた。
今後は社長業に専念することになる。「(新型コロナウイルスの感染拡大により)世の中は大変厳しい状況になりました。それはBリーグもクラブも同様で、今が踏ん張りどころ。クラブ、選手と協力していくことが大切だと思います。でもしっかり復活したら、Bリーグ、日本バスケ界にもっとよくなるように色々とやっていきたい」と今後の青写真を語った。
改めまして、折茂武彦選手、27年間、ありがとうございました。