2020.07.20

<折茂武彦のティップオフ>若い選手を育てながら勝つ 新チームは若手中心で面白いバスケを

加入会見する葛原大智=2020年7月5日、札幌市・北海きたえーる(北海道新聞編集委員・小室泰規撮影)
北海道新聞・道新スポーツとバスケットボールキングのコラボ企画。レバンガ北海道の協力も得て、北海道のバスケ情報をお届けします。

 シーズン開幕に向けて新チームが始動しました。38歳の宮永ヘッドコーチ(HC)のほか、24歳の葛原、23歳の玉木といった若い選手を集めたのは、レバンガ北海道に新しい風を吹かせなくてはいけないと感じたためです。クラブ立ち上げから「僕イコールレバンガ」みたいなところがあった。その雰囲気をがらりと変えるため、来季のB2降格がないこのタイミングで育成強化に重きを置きました。

 今季は若手を中心に、宮永HCが目指す「堅守速攻」に合致した選手を集めることができたと思います。レバンガは3点シュートでの得点不足が課題でしたが、シュート力のある牧が戻ってきて、体が強く、得点力もある葛原が加わった。経験は浅いが「化ける可能性」を秘めた道産子の玉木も入ってきたし、内田と中野もいる。選手たちには、最後まで諦めず泥くさく戦う「レバンガらしいプレー」を期待しています。

レバンガ北海道に新加入する玉木祥護(右)と、清水GM=2020年7月1日、札幌市・正栄プロジェクト本社(北海道新聞写真部・小川正成撮影)

 昨季は能力が高い外国籍選手がそろっていましたが、コミュニケーションの問題もあり、最後まで一丸となって戦うことが難しかった。外国籍選手がボールを持っている時間が長く、日本人選手が活躍する機会が限られてしまったこともありました。

 勝つためには仕方のない面もありましたが、どこか面白みに欠けていたのではないでしょうか。Bリーグは日本のリーグです。強化の面を考えても、日本人選手が活躍する姿を見せるべきだと僕は感じていました。

 それだけに今季は、選手もファンも「面白い」と感じるバスケットをしたいという思いが強いです。しかし、若い選手を育てながら勝つということは簡単ではありません。時には連敗することもあるでしょう。それでも、自分たちを信じて戦い続けることが結果を出す近道なのだと思います。(運営会社代表)

2年ぶりのレバンガ北海道復帰が決まった牧全=7月3日、札幌・正栄プロジェクト本社(北海道新聞写真部・小川正成撮影)

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