2020.10.15

守備好調の川崎ブレイブサンダース、対する広島ドラゴンフライズは日本人選手が突破口を開きたい

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

川崎ブレイブサンダース vs 広島ドラゴンフライズ(@川崎市とどろきアリーナ)
第1戦:10月16日19時5分 第2戦:10月17日16時5分

 前節、約7カ月ぶりにホームに戻ってきた川崎ブレイブサンダース大阪エヴェッサとのホーム開幕戦は、長谷川技のB1通算1000得点達成となる3ポイントで縁起良く初得点を刻むと、ニック・ファジーカスが立て続けに得点して主導権を握る。その後は全クォーターで大阪を10点台に抑えるディフェンス力が光って最終スコア77-62。2戦目は第2クォーターから相手を圧倒した。3ポイント確率は前日の24.2パーセントから46.7パーセントまで上昇し、アシストも計27本を記録。守備では13スティールを奪って35点差の完勝を収め、連勝を3に伸ばした。

 対する広島ドラゴンフライズは、前節2連敗。アルバルク東京相手に第1戦を71-80、第2戦は71-81と善戦したが、ともに試合巧者ぶりを発揮された形となった。しかし、王者を最後まで苦しめたことは今後へ向け確かな手応えとなったはず。次戦も強敵、加えてアウェーでの戦いとなるが、自信を持って相手に立ち向かいたい。

 川崎は今節もホームゲーム。入場制限がある中でも、大阪戦では両日ともに2300名以上のファンが訪れ、引き続きこの後押しを受けることができる。直近3試合で平均55.7失点という強固なチームディフェンスを継続し、5連勝となるか。

 広島が川崎の包囲網を突破するには日本人選手の積極的なアタックが必須。アイザイア・マーフィー、前節2戦合計19アシストの田渡陵が突破口を開いて勝機を見出したい。

文=小沼克年

■ロスター
・川崎(ヘッドコーチ:佐藤賢次)
藤井祐眞
青木保憲
篠山竜青
増田啓介
辻直人
マティアス・カルファニ
ニック・ファジーカス
大塚裕土
熊谷尚也
長谷川技
パブロ・アギラール
ジョーダン・ヒース

・広島(ヘッドコーチ:堀田剛司)
ジャマリ・トレイラー
トーマス・ケネディ
朝山正悟
岡本飛竜
アイザイア・マーフィー
グレゴリー・エチェニケ
田渡凌
田中成也
荒尾岳
古野拓巳
谷口大智
森山修斗

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