2020.10.23

勝利に飢える両チーム、大卒1シーズン目の新鋭が起爆剤となれるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

京都ハンナリーズ vs 新潟アルビレックスBB(@ハンナリーズアリーナ)
第1戦:10月24日18時5分 第2戦:10月25日14時5分

 アウェーで戦った前々節2戦目に大阪エヴェッサを撃破し、小川伸也ヘッドコーチに初勝利をプレゼントした京都ハンナリーズ。しかし、ホームに戻った前節はシーホース三河の高いオフェンス力をまともに受けてしまい、99失点で敗戦。インサイドではデイヴィッド・サイモンが35得点を挙げて互角に渡り合ったが、16本もの3ポイントを被弾したのが大量失点につながった。ここまでの7試合のうち5試合を占めるホームはすべて黒星。今節こそはホーム初勝利をつかみ取りたい。

 その相手、新潟アルビレックスBBは前節富山グラウジーズと対戦。第1クォーターの出遅れに加え、第3クォーターに10-29と一気に引き離され、こちらも97失点の完敗。攻めてもロスコ・アレンが11得点に終わるなどして、67得点に沈んだ。現在2勝5敗で星数は京都を1つ上回るが、順位は東地区最下位。脱出のために今節は2つ取りたいところだ。

 決してムードが良いとは言い難い両者だが、前節は光明もあった。京都は細川一輝がキャリア初の2ケタとなる13得点をマーク。新潟も納見悠仁が17得点を挙げたほか、今季はここまで出場機会が限られていた池田雄一が11得点で健在をアピールしている。特に、細川と納見はともに大卒1シーズン目で、台頭を期待される新鋭。同じく大卒1シーズン目ながら開幕からスターターを張り、第2節までの4試合は全て2ケタ得点を挙げている寺嶋良も含め、彼らにはチームの起爆剤となる働きを求めたい。

文=吉川哲彦

■ロスター
・京都(ヘッドコーチ:小川伸也)
寺嶋良
會田圭佑
大庭岳輝
菅澤紀行
久保田義章
松井啓十郎
満田丈太郎
レイヴォンテ・ライス
石谷聡
細川一輝
ジャスティン・ハーパー
内海慎吾 ※インジュアリーリスト
永吉佑也
デイヴィッド・サイモン

・新潟(ヘッドコーチ:福田将吾)
マーク・セントフォート
星野曹樹
大矢孝太朗
リチャード・ヘンドリックス
五十嵐圭
柏倉哲平
石井峻平
納見悠仁
佐藤公威
ロスコ・アレン
池田雄一
林翔太郎

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