2020.10.27

6連敗中の横浜ビー・コルセアーズ、富山グラウシーズ撃破へは守備を固めて接戦に持ち込みたい

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

富山グラウジーズ vs 横浜ビー・コルセアーズ(@富山市総合体育館)
 10月28日19時5分

 前節、シーホーム三河との東西首位決戦に臨んだ富山グラウシーズは1勝1敗で終えた。接戦となった第1戦は、ジュリアン・マブンガが終盤に勝負強さを発揮し85-81で先勝。マブンガとともにフル出場を果たしたリチャード・ソロモンは21得点25リバウンドというスタッツを叩き出したほか、チームでは18本のフリースローをつなげたことが勝因の1つとなった。続く第2戦は最終スコア77-99。2点ビハインドで最後の10分間に突入したが、この10分間で12-32と大きく差をつけられ、試合を通して相手の6選手に2ケタ得点を献上。ペイントエリアから50失点、3ポイント成功率は25本中6本成功の24パーセントと振るわなかった。また、この2点は今節のホームゲームへ向けての修正点。もう一度ディフェンスを見直し、攻撃では前節2戦合計5得点に終わった松脇圭志の復活に期待したい。

 横浜ビー・コルセアーズは前節でも白星を挙げられず、現在6連敗中と勝利が遠ざかっている。前節の秋田ノーザンハピネッツ戦では、試合終了残り5秒に森川正明の3ポイントで同点に追いついたが、最後にフリースローを与えてしまい惜敗。あと一歩で第1戦での勝利を逃すと、翌日は48得点しか奪えず20点差で敗れた。今節相まみえる富山は攻撃力を誇るだけに、点の取り合いを挑むのは勝利の確率が低くなると言っていいだろう。横浜は守備を固めて接戦に持ち込むことが重要。勝利へはゴール下で体を張れる小原翼、大ベテラン竹田謙のいぶし銀のプレーも必要だ。

文=小沼克年

■ロスター
・富山(ヘッドコーチ:浜口炎)
リチャード・ソロモン
山口祐希
阿部友和
水戸健史
宇都直輝
前田悟
松脇圭志
橋本晃佑
城宝匡史
ジュリアン・マブンガ
ジョシュア・スミス
岡田侑大

・横浜(ヘッドコーチ:カイル・ミリング)
パトリック・アウダ
ケドリック・ストックマン・ジュニア ※特別指定
ロバート・カーター
レジナルド・ベクトン
森川正明
アキ・チェンバース
森井健太
秋山皓太
竹田謙
須藤昂矢
エドワード・モリス
生原秀将
小原翼

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