2020.10.27

連勝を伸ばしたい滋賀レイクスターズと白星をつかみたい島根スサノオマジックとの一戦は激戦必至

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

滋賀レイクスターズ vs島根スサノオマジック(@ウカルちゃんアリーナ)
 10月28日19時15分

 今シーズン初の連勝を飾った西地区5位の滋賀レイクスターズが、連敗中の同地区4位の島根スサノオマジックをホームに迎える。上位浮上へ、両チームともに負けられない10月のラストゲームだ。

 滋賀は前節、アウェイでレバンガ北海道と対戦。2戦ともに後半に試合をひっくり返し、連勝した。インサイドのディフェンスを絞り、プレッシャーをかけてリバウンドを抑えたことが功を奏したといえるだろう。さらに外国籍選手だけでなく、晴山ケビンの2試合連続の2桁得点、村上駿斗もドライブや3ポイントシュートで存在感を発揮。10月21日の琉球ゴールデンキングス戦では影の薄かった日本人選手が持ち味を出した末の勝利は、チームの収穫となった。

 対する島根はここ3試合を連敗。特に前節の琉球との2戦目では、後半に逆転を許しての敗退だった。この試合は、リード・トラビスが27得点を挙げたが、それによって彼にボールが集まる場面が増えて、単調な攻撃ともなった。さらに、相手ディフェンスに的を絞らせてしまい、流れを失う原因にもなったといえるだろう。
ただ、5試合ぶりに杉浦佑成が先発で復帰。無得点だったが、新外国籍選手とプレーできたことはポジティブにとらえたい。

 今節は滋賀が島根のアタックを止めることができるか。島根はトラビスやデモン・ブルックスペリン・ビュフォードの突破力が強力。そこに杉浦が復調すれば攻撃の厚みは増すはずだ。滋賀は球際で負けずに、全員で相手の攻撃を防いでいきたい。逆に島根はリードを奪った展開で、試合を冷静に進めることができるか。前節しかり、10月18日の北海道戦でも勝ちは奪ったものの、最後は慌てた感がある。山下泰弘らガード陣が戦況を確実にコントロールしたい。

文=大橋裕之

■ロスター
・滋賀(ヘッドコーチ:ショーン・デニス)
ジョナサン・オクテウス
村上駿斗
狩俣昌也
ジョーダン・ハミルトン
晴山ケビン
今川友哲
アンガス・ブラント
谷口光貴
伊藤大司
頓宮裕人
前田怜緒

・島根(ヘッドコーチ:鈴木裕紀)
後藤翔平
橋本尚明
山下泰弘
北川弘
ペリン・ビュフォード
リード・トラビス
阿部諒
杉浦佑成
白濱僚祐
小阪彰久
デモン・ブルックス
ウィリアムスニカ
神里和

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