2020.10.27

信州ブレイブウォリアーズをホームで迎え撃つ名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、両チーム日本人選手の活躍に注目

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ vs 信州ブレイブウォリアーズ(@ドルフィンズアリーナ)
 10月28日19時5分

 5勝2敗とまずまずのスタートを切っていた名古屋ダイヤモンドドルフィンズも、前節は千葉ジェッツの地力の前に一歩後退。1戦目は第2クォーターに34失点で主導権を明け渡し、挽回のチャンスを見出せないまま敗戦。2戦目も第1クォーターでビハインドを背負い、狩野祐介の3ポイントや笹山貴哉のフローターなどで応戦したが、最後は突き放された。外国籍選手を1人休ませた時間帯のゾーンディフェンスを上手く攻略された感があり、レオ・ライオンズが合流はしているものの結局欠場したことが影響した形だ。

 信州ブレイブウォリアーズは、前々節にB1初勝利を挙げた余勢を駆って、前節1戦目に川崎ブレイブサンダースを撃破。ようやく合流したウェイン・マーシャルは約15分出場で6得点にとどまったが、ジョシュ・ホーキンソンが3ポイント4本を含む28得点と奮起。栗原ルイスも11得点6リバウンド5アシストと躍動した。第2クォーターを9失点に抑えたのが大きな勝因だが、全クォーター18得点という珍しい記録も残している。2戦目はホーキンソンの欠場が響いて第4クォーターに力尽きたが、川崎から白星を奪ったことで手応えは十分に得ただろう。

 気になるのは名古屋Dではライオンズ、信州ではホーキンソンが引き続き欠場するのかどうかという点。その場合は、名古屋Dなら張本天傑菊池真人、信州なら佐藤託矢井上裕介がどれくらい外国籍選手の負担を減らせるかによって、試合の流れが変わってくるだろう。

文=吉川哲彦

■ロスター
・名古屋D(ヘッドコーチ:梶山信吾)
小林遥太
齋藤拓実
ジェフ・エアーズ
菊池真人
張本天傑
安藤周人
レオ・ライオンズ
中東泰斗
中務敏宏
笹山貴哉
ジャスティン・バーレル
木下誠
狩野祐介

・信州(ヘッドコーチ:勝久マイケル)
山本エドワード
井上裕介
西山達哉
栗原ルイス
武井弘明
佐藤託矢
大崎裕太
増子匠
ジョシュ・ホーキンソン
ヤンジェミン
三ツ井利也
小野龍猛
ウェイン・マーシャル
アンソニー・マクヘンリー

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