2020.11.09

<橋本竜馬のバスケ脳>① 主将として「This is us.」を実現するために

北海道新聞・道新スポーツとバスケットボールキングのコラボ企画。レバンガ北海道の協力も得て、北海道のバスケ情報をお届けします。

 11月からコラムを連載することになりましたレバンガ北海道橋本竜馬です。皆さんに僕の思いを伝える機会が、新しくできたことをありがたく感じています。

 新型コロナウイルスの影響で、昨季のBリーグは3月で打ち切りになりました。今季、またBリーグが始まり、バスケットボールができることに、本当に感謝しています。1試合1試合の大切さをかみしめながらプレーさせてもらっています。

 今季、最初のプレシーズンゲームとなった9月5、6日の北海きたえーるでの越谷戦は、すごく緊張しました。三河や琉球でプレーしていたときに経験したプレーオフのような大きな試合とも、ちょっと違う不思議な感覚でした。

■「当たり前じゃない」を実感
 振り返ってみると、久しぶりに皆さんの前でバスケットボールができるということで、「一生懸命に戦う姿を見てもらいたい」という思いが強かったのだと感じます。今まで試合を見てもらえることが当たり前だと思っていたのに、実は当たり前じゃなかったんだ、と実感しました。

 昨季はコロナ禍でいろいろなことが起きました。毎日の感染状況の変化によって、本当に試合を行うのか、中止になるのかというのが直前まで分からないこともありました。今まで経験のない出来事が続きました。

 バスケットボールやレバンガ北海道について、すごく考えさせられる場面も多かった。選手の間で、どうやって練習をしていけばよいかなど、何度も議論になりました。

 外出するだけでも感染の可能性が高くなると考えている人がいる一方、「いやマスクをつけていれば大丈夫でしょう」という人もいました。新型コロナウイルスについてよく分からない部分が多かったせいもあり、「一人一人の考え方がここまで違ってくるのか」と痛感しました。

■妥協がなくなった
 僕自身は結果的に「準備だけは常にしていかなければいけないな」という思いが強くなりしました。いつどういった状況でバスケットができなくなるか分からない。そうなった時に、僕はすべてをやり切ったと思って終えることができるのかと。なので、シーズンオフの期間は自分が必要だと思ったことを、毎日やり続けていました。

 今季は宮永ヘッドコーチが就任し、40分間、激しいディフェンスで戦い抜くバスケットを目指しています。その変化についていく体づくりに注力してきました。

 今年は3月から半年以上もリーグ戦がありませんでした。感染予防のために対人練習を自粛していた時期が長かったこともあり、ウエイトトレーニングなどをしっかりこなすことができました。

 今までもちゃんとやっていなかったわけではないのですが、取り組む姿勢が変わりましたね。1回1回について、「これぐらいでいいだろう」という妥協がなくなったと思います。

■次の10年の礎を
 食事にも気を使いました。いわゆるジャンクフードは極力避けて、家内が作ってくれる栄養たっぷりの料理をしっかり食べていました。一方で体脂肪を頻繁に計り、体調の変化を把握して、食事量をコントロールするようにもしました。

 今季は、キャプテンを引き受けさせていただきました。チームが掲げているスローガン「This is us.」は、レバンガ北海道のバスケットボールはこうなんだ、と突き詰めていくことです。

 今年、チームは誕生から10年目を迎えました。この1年は、レバンガの次の10年に向けて礎を築いたんだと言えるシーズンにしなくてはいけない。そのように周りの選手に話しています。

 とにかく、死にものぐるいで戦って、必ず皆さんに勝利を届けていきたいと思っています。ぜひ会場にお越しください。スマホで動画配信を見てもらうのもありがたいです。みなさんにレバンガ北海道とともに歩んでいただきたいです。応援よろしくお願いします。


橋本竜馬(はしもと・りょうま)> 福岡県出身。ポジションはポイントガード。福岡大大濠高から青山学院大に進み、4年時に主将として全日本大学選手権など主要大会3冠を達成。卒業後はアイシン(現三河)に入団し、旧ナショナルリーグや全日本総合選手権の制覇に貢献した。2015年に日本代表入りし、主将も経験。琉球を経て、19年にレバンガ北海道へ移籍した。32歳。

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