2020.12.01

得点源の欠場が続く秋田ノーザンハピネッツ、日本人選手の活躍が勝利のカギ

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

秋田ノーザンハピネッツvs 新潟アルビレックスBB(@CNAアリーナ☆あきた)
12月2日19時5分

 前々節に宇都宮ブレックスにわずか3点及ばなかった秋田ノーザンハピネッツは、前節の1戦目も千葉ジェッツに2点差という非常に悔しい敗戦。11点を追う状況で迎えた第4クォーターは相手を8得点に抑えこみ、残り1分16秒に同点に追いつきながらも、最後はかわされてしまった。2戦目は一転して主導権を握られ続け、4点差の大敗。ハビエル・カーターの欠場が続く中、外国籍選手による得点はカディーム・コールビーのフリースロー2本のみで、フィールドゴールはゼロだった。

 アルバルク東京を前々節に破った新潟アルビレックスBBは、レバンガ北海道との前節も1戦目に白星を挙げた。ジェイソン・ウォッシュバーンが25得点10リバウンドをマークしたほか、第4クォーター終盤に勝負を決めたのは五十嵐圭納見悠仁だった。2戦目もこの試合を最後に退団が決まっていたマーク・セントフォートが13得点とハッスルしたが、1戦目とは逆に勝負どころで踏ん張りが利かずに黒星。バイウィーク中にアレン・ダーラムを獲得し、ウォッシュバーン効果に加えてダーラム効果も期待したいところだ。

 秋田は古川孝敏も欠場が続いているのが気になるところ。カーターと古川が今節も出場不可となればオフェンス面は戦術的な工夫も必要になってくるが、仮に2人が出場できるとしても決して頼りすぎてはならず、前節の野本建吾長谷川暢大浦颯太のように日本人選手がより意欲的に得点を狙わなければならない。

 文=吉川哲彦

■ロスター
・秋田(ヘッドコーチ:前田顕蔵)
大浦颯太
細谷将司
野本建吾
アレックス・デイビス
伊藤駿
中山拓哉
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
ハビエル・カーター
カディーム・コールビー
古川孝敏

・新潟(ヘッドコーチ:福田将吾)
星野曹樹
大矢孝太朗
アレン・ダーラム
五十嵐圭
柏倉哲平
石井峻平
納見悠仁
佐藤公威
ロスコ・アレン
池田雄一
林翔太郎
ジェイソン・ウォッシュバーン

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