2020.12.04

千葉ジェッツは大宮宏正が復帰、持ち前の堅守速攻で島根スサノオマジックを退けるか⁉

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

千葉ジェッツ vs 島根スサノオマジック(@船橋アリーナ)
第1戦:12月5日15時5分 第2戦:12月6日15時5分

 前節の千葉ジェッツは、ギャビン・エドワーズに加えジョシュ・ダンカンもコンディション不良のため試合を欠場。強力なインサイドプレーヤー2人を欠いた中でレバンガ北海道と敵地で対戦した。試合は最後までもつれる展開となったが、勝負を決めたのは、やはり富樫勇樹だった。65−66で迎えた試合終了残り21秒、橋本竜馬との1対1から一瞬の隙きを突いて逆転の3ポイントを決めてみせた。富樫は第4クォーターだけで14得点、試合を通しては28得点をマーク。また、この試合は手薄となったインサイドを支えた赤穂雷太も勝利の殊勲者といえる。さらには大宮宏正が約2カ月ぶりにコートに立ったことも、今後へ向けての好材料となった。

 今節はホーム・船橋アリーナに戻り、島根スサノオマジックを迎え撃つ。その島根も、三遠ネオフェニックスと戦った前節はラスト1秒まで勝敗のわからない接戦を制した。リード・トラビスがこの試合26得点の活躍などもあり、試合終了残り23秒で77−75。このまま逃げ切りたいところだったが、残り2秒に相手ゴール付近でパスをカットされると、そのまま川嶋勇人にレイアップシートを打たれてしまう。だが、このシュートは惜しくもリングを通らず万事休す。2点差でホームに白星を届けた。

千葉と島根の対決は、今季のレギュラーシーズンでは今節が最初で最後。1勝差で宇都宮ブレックスを追う千葉は、持ち前の堅守速攻を発揮して2連勝を飾りたい。オフェンスでは、前節の試合で今シーズン初の2ケタ得点を記録した原修太に期待だ。一方の島根はインサイドから主導権を握りたいところ。トラビス、デモン・ブルックスウィリアムスニカの3人が攻守に存在感を示せるか。

文=小沼克年

■ロスター
・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン
富樫勇樹
コー・フリッピン
田口成浩
赤穂雷太 ※特別指定
大宮宏正
西村文男
シャノン・ショーター
佐藤卓磨
藤永佳昭
ギャビン・エドワーズ
セバスチャン・サイズ
ラシードファラーズ
原修太

・島根(ヘッドコーチ代行:河合竜児)
後藤翔平
橋本尚明
山下泰弘
北川弘
ペリン・ビュフォード
リード・トラビス
阿部諒
杉浦佑成
白濱僚祐
小阪彰久
デモン・ブルックス
ウィリアムスニカ
神里和

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