2020.12.04

ライバルに勝利して意気上がるシーホース三河の前に立ちはだかるのが滋賀レイクスターズのハミルトン

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

滋賀レイクスターズ vs シーホース三河(@ウカルちゃんアリーナ)
第1戦:12月5日17時5分 第2戦:12月6日13時10分

 スターターでビッグラインナップを敷いてきた広島ドラゴンフライズの高さに臆することなく、前節の滋賀レイクスターズは見事な100点ゲームを演じてみせた。内外ともに相手のディフェンスを崩し、第3クォーターまでに90得点の荒稼ぎ。最終的に31アシスト6ターンオーバーで109得点を挙げ、今川友哲前田怜緒が2ケタ得点をマーク。後半に56失点を喫してしまったが、オフェンスに関しては非の打ちどころのない出来だった。

 西地区2位のシーホース三河は同首位の琉球ゴールデンキングスとの接戦を制し、星1つの差に接近。得点力のある川村卓也カイル・コリンズワース金丸晃輔シェーン・ウィティングトンダバンテ・ガードナーがバランス良く得点を重ね、その5人で73得点を挙げた。終盤は相手のペイントエリアの力強さと3ポイントに苦しみ、最終スコアは4点差だったが、第3クォーターの31得点が効いた格好だ。

 前節の試合に限れば、2ケタ得点が5人を数えた点は両者同じだが、1人だけ群を抜いているのがNBA経験者であるジョーダン・ハミルトンの30得点。開幕5試合目でチームに合流したハミルトンは出場試合数がまだ規定に達していないが、1試合平均22.8得点は現在ランキング1位の数字を上回っており、同6.9アシストも1位とは僅差。3ポイント成功数もリーグ全体で3番目に多い41本というオフェンスマシーンだ。スコアラーとして十分な実績のある川村や金丸ガードナーを敵に回し、ハミルトンがそのオフェンス力でどこまで試合を支配するかに注目したい。

 文=吉川哲彦

■ロスター
・滋賀(ヘッドコーチ:ショーン・デニス)
ジョナサン・オクテウス
村上駿斗
狩俣昌也
ジョーダン・ハミルトン
晴山ケビン
今川友哲
アンガス・ブラント
谷口光貴
伊藤大司
頓宮裕人
前田怜緒

・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
川村卓也
柏木真介
カイル・コリンズワース
長野誠史
高橋耕陽
熊谷航
金丸晃輔
根來新之助
シェーン・ウィティングトン
加藤寿一
シェーファーアヴィ幸樹
ダバンテ・ガードナー

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