2020.12.18

前節連勝の三遠ネオフェニックス…守備に注力し昨季に並ぶ5勝目を挙げられるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

三遠ネオフェニックスvs新潟アルビレックスBB(@豊橋市総合体育館)
第1戦:12月19日17時5分 第2戦:12月20日14時5分

 あと一歩のところで白星を逃し続けてきた三遠ネオフェニックスに、ようやく希望の光が差した。アウェーでレバンガ北海道と対戦した前節、1戦目は立ち上がりからディフェンスが効き、第3クォーターまでに20点リード。第4クォーターの26失点も致命傷にはならず、9試合ぶりに白星を勝ち取った。接戦となった2戦目は逆に第4クォーターに28得点をたたき出し、粘る北海道を6点差で振りきった。川嶋勇人カイル・ハントステヴァン・イェロヴァツが得点力を発揮し、復帰して間もない西川貴之の活躍も安定。何より、同一カード連勝の自信は今後に必ず活きるに違いない。

 一方、新潟アルビレックスBBは再延長に及ぶ熱戦を制した第10節を最後に白星がない。前節のシーホース三河戦は1戦目が94失点、2戦目が100失点。思い通りのオフェンスを展開されてしまい、相手のアシスト数は1戦目が29個、2戦目が30個にのぼった。また、比較的失点の多い三河から2戦計140点しか奪えず、過去5試合の最高が72点というオフェンス面の改善も急を要する。

 昨季わずか5勝に終わった三遠だが、そのうちの1つが今回と同じ豊橋市総合体育館での新潟戦。時期も12月中旬で今回と一致し、良いイメージで臨むことができるだろう。ここにきてリバウンドやブロックの数字も伸びてきたハントや、スティールでランキング1位を独走する川嶋を中心にディフェンスを頑張り、まずは昨季と並ぶシーズン5勝目を確実に手にしたい。

文=吉川哲彦

■ロスター
・三遠(ヘッドコーチ:ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ)
サーディ・ラベナ
山本柊輔
寺園脩斗
川嶋勇人
北原秀明※インジュアリーリスト
太田敦也
ネナド・ミリェノヴィッチ
山本浩太
岡田慎吾
西川貴之
鈴木達也
カイル・ハント
ステヴァン・イェロヴァツ

・新潟(ヘッドコーチ:福田将吾)
星野曹樹
大矢孝太朗
アレン・ダーラム
五十嵐圭
柏倉哲平
石井峻平
納見悠仁
佐藤公威
ロスコ・アレン
池田雄一
林翔太郎
ジェイソン・ウォッシュバーン

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