2020.12.25

速さで攻め立てたい新潟アルビレックスBB、信州ブレイブウォリアーズは堅守を武器に立て直せるか

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

新潟アルビレックスBB vs 信州ブレイブウォリアーズ(@アオーレ長岡)
第1戦:12月26日17時5分 第2戦:12月27日13時5分

 先週末にチームとして強みが出た新潟アルビレックスBBと、それを発揮できなかった信州ブレイブウォリアーズ。2021年に弾みをつけるためにも、年内最後のゲームを勝って終わりたい。

 新潟は前節、三遠ネオフェニックスとの第2戦で連敗を6で止めた。追う展開で後半に入ったが、相手のゾーンディフェンスを素早いパス回しから佐藤公威らが射貫き、好守から外国籍選手が走って、速攻に絡むなど一気に流れを引き寄せた。特に12月から合流したアレン・ダーラムが17得点、そしてロスコ・アレンが21得点、ジェイソン・ウォッシュバーンも22得点と3人がそろって活躍。福田将吾ヘッドコーチが目指すバスケットが垣間見えた戦いぶりだった。

 一方で信州はアウェー5連戦から戻ってきた、久しぶりのホームで連敗を喫した。前節の相手、大阪エヴェッサにはバイウィーク明けすぐの対戦で勝っていたが、この2戦ではゲーム後半の試合運びに課題を残した。特に第2戦はディージェイ・ニュービルに攻守両面で仕事をさせてしまったことが響いた。マッチアップを担った三ツ井利也は懸命な守りを見せていただけに、彼が抜けた時間帯に相手のエース格を守りきれれば、勝利は近づいてくるだろう。

 今節、シーズン2度目の連勝を狙う新潟は信州のロースコアなペースにはまらないことが肝心である。リバウンドを抑え、五十嵐圭納見悠仁らガード陣が機を見て、速攻やアーリーオフェンスを仕掛けたい。対する信州は堅守とピック&ロールを武器に、もう一度立て直せるか。特にリバウンドの強いダーラムへの対処、攻撃では前節、ミスが目立った大崎裕太の挽回に期待したい。

文=大橋裕之

■ロスター
・新潟(ヘッドコーチ:福田将吾)
星野曹樹
大矢孝太朗
アレン・ダーラム
五十嵐圭
柏倉哲平
石井峻平 ※インジュアリーリスト
西田優大
納見悠仁
佐藤公威
ロスコ・アレン
水野幹太
池田雄一
林翔太郎
ジェイソン・ウォッシュバーン

・信州(ヘッドコーチ:勝久マイケル)
山本エドワード
井上裕介
西山達哉
栗原ルイス
佐藤託矢
大崎裕太
増子匠
ジョシュ・ホーキンソン
ヤンジェミン
三ツ井利也
小野龍猛
ウェイン・マーシャル
アンソニー・マクヘンリー

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