「向上心があったから
ここまで続けられた」
五十嵐圭が語る”18歳”

■広島ドラゴンフライズ vs 秋田ノーザンハピネッツ(@エフピコアリーナふくやま)
第1戦:1月2日15時5分 第2戦:13時35分
好対照な1カ月を過ごした両チームが対戦する。バイウィークを挟んで12連敗中の広島ドラゴンフライズが、先月8勝2敗と好調の秋田ノーザンハピネッツをホームに迎える。
広島は25戦を終えて4勝と苦しい状況が続く。特にターンオーバーやディフェンスのコミュニケーションがうまく取れておらず、1試合の平均失点が90点に及ぶ。一方で、前節の富山戦、前々節のSR渋谷戦では序盤の劣勢を覆し、4クウォーター終盤に逆転の可能性を見出した試合もあるだけに、個々の力は十分ある。悪い流れの中で落ち着き、チームで意思統一をしたい。
一方、秋田は16勝9敗と白星を大きく先行させた。アレックス・デイビスや中山拓哉を欠いたA東京戦などがあったものの、保岡龍斗が復調してその穴をカバーし、誰が出てもディフェンスの強度は落ちなかった。前節、三遠との第1戦では一時ミスが目立ち、点差を詰められたが、第4クォーターでベテラン・古川孝敏が活躍。悪い流れがあろうとも、崩れない強さを感じさせた。
今節のポイントは広島が相手の激しいプレッシャーを打破できるかに尽きる。第11節(12月5、6日)は2連敗を喫しており、いずれの試合も18以上を数えたターンオーバーが大きな敗因だった。ボールを運びは古野拓巳らガードに任せることなく、複数の選手が関わるなど工夫し、守備も機を見て、全員で果敢に仕掛けたい。対する秋田は前回の対戦で活躍が光ったガード陣が攻防の鍵を握る。特に相手のマークを見極めて2戦連続の2桁得点を挙げた2021年の年男で、広島の広陵高校出身の大浦颯太は注目だ。
文=大橋裕之
■ロスター
・広島(ヘッドコーチ:堀田剛司)
佐土原遼 ※特別指定
・秋田(ヘッドコーチ:前田顕蔵)