2021.01.21

<折茂武彦のティップオフ>レラカムイ除名から10年 経営懸念を乗り越えて

レラカムイ北海道が旧日本リーグから除名された後の試合。ユニフォーム前面のロゴを北海道のマークで覆って試合に臨んだ=2011年1月22日、月寒アルファコートドーム(北海道新聞写真部・中本翔撮影)
北海道新聞・道新スポーツとバスケットボールキングのコラボ企画。レバンガ北海道の協力も得て、北海道のバスケ情報をお届けします。

 2011年1月19日。自分の現役生活で最後のチームだと思っていたレラカムイ北海道の運営会社が旧日本リーグから、年会費未納などを理由に除名されました。暫定的に「北海道バスケットボールクラブ」として残りのシーズンを戦い続けましたが、ユニフォームに描かれたそれまでのチームのロゴを布で覆って出場せざるをえなかったことが、非常にショックでした。

 そうした状況でも、たくさんのファンが会場に足を運んでくれたからこそ、最後までやり抜こうという気持ちは薄れなかった。道内にプロチームを残すため、レバンガ北海道を創設する決断にもつながりました。

■新ライセンス制に対応

第1回全国U15選手権でベスト4に入ったレバンガ北海道U15のメンバー=2020年12月26日、札幌保健医療大(運動部・木津谷学撮影)

 あれから間もなく10年です。50年の人生で一番、苦しい時期でしたが、多くの方に助けていただき、人と人のつながりの大切さを実感できた、とても意味のある期間でもありました。

 クラブにとって次の10年がより重要です。まず26年をめどに、売上高や入場者数に関して現在よりも高い基準を設けたライセンス制度が導入されるため、対応が必要となります。その上で強いチームづくりと、それを支える若い世代の育成も欠かせません。

 1月上旬に開かれた初の全国U15(15歳以下)選手権では、レバンガU15がベスト4に入りました。メンバーには、トップチームの練習に参加したことのある選手もいます。育成が形になり始めてきたと思います。

■大学トップが選んでくれた

特別指定でレバンガに加入した筑波大4年の山口颯斗=2020年12月29日、札幌市厚別区のカミニシビレッジ(運動部・木津谷学撮影)

 レバンガを立ち上げたころは経営に対する懸念などから、学生を勧誘してもなかなか入団に至りませんでした。でも今は、大学でトップレベルの選手がわれわれのチームを選んでくれるようになってきています。

 先日、特別指定選手として契約に合意した筑波大の山口颯斗(はやと)選手は今季のインカレの得点王。点の取り方のバリエーションが豊富です。日本代表も視野に入ってくる選手で、とても期待しています。(運営会社代表)

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