2021.01.22

好調サンロッカーズ渋谷を迎える滋賀レイクスターズ、2021年初勝利を獲得できるか

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

滋賀レイクスターズvs サンロッカーズ渋谷(@ウカルちゃんアリーナ)
第1戦:1月23日17時5分 第2戦:1月24日14時5分

 2021年の初勝利が欲しい西地区6位の滋賀レイクスターズが、リーグ戦で好調の東地区3位・サンロッカーズ渋谷をホームで迎え撃つ。

 滋賀は前節、横浜ビー・コルセアーズ戦で2連敗を喫した。両日ともに4クォーターで勝つチャンスは見出したが、あと少しのところをディフェンスで踏みとどまることができなかった。それでもリバウンドから走り、ジョーダン・ハミルトンジョナサン・オクテウスら以外の選手たちもボールへ積極的に絡む時間帯では、やはり主導権を握ることに成功。その起点となるリバウンドも2戦を通じて相手を上回ることができた。

 一方、SR渋谷は好調をキープする。1月13日の天皇杯3次ラウンドでアルバルク東京に敗れはしたが、リーグ戦では昨年12月以降、11勝1敗の好成績を収めている。年明け最初の三遠ネオフェニックス戦の第1戦ではフリースローがなかなか決まらず、4クォーター終盤に12点差をつけられたが、そこから見事な逆転勝ち。1試合を通してターンオーバーから28点を奪い、勝負所でも相手にプレッシャーをかけ、スティールから畳みかけて試合をひっくり返す地力を見せた。

 今節、滋賀はどのチームも手を焼くSR渋谷の激しいディフェンスをかいくぐることができるか。狩俣昌也らガード陣のボール運びや、ハーフコートでも仕掛けてくるダブルチームに対して冷静な判断で対処したい。対するSR渋谷は、ゲームメーカーのハミルトンを守ることはもちろん、そこから出てくるパスをケアしたい。滋賀が過去にA東京や宇都宮ブレックスを破った試合では、そのパスを受けた日本人選手の活躍が光っただけに、注意が必要だ。

文=大橋裕之

■ロスター
・滋賀(ヘッドコーチ:ショーン・デニス)
ジョナサン・オクテウス
村上駿斗
狩俣昌也
ジョーダン・ハミルトン
晴山ケビン
今川友哲
アンガス・ブラント
谷口光貴
野本大智 ※特別指定
伊藤大司
頓宮裕人
前田怜緒

・SR渋谷(ヘッドコーチ:伊佐勉)
関野剛平
ベンドラメ礼生
チャールズ・ジャクソン
西野曜
ジェームズ・マイケル・マカドゥ
渡辺竜之佑
野口大介
広瀬健太
石井講祐
山内盛久
ライアン・ケリー
盛實海翔
田渡修人
八村阿蓮 ※特別指定

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