2021.01.22

3カ月ぶりの愛知ダービー、名古屋ダイヤモンドドルフィンズはホームの利を生かせるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

名古屋ダイヤモンドドルフィンズvs シーホース三河(@ドルフィンズアリーナ)
第1戦:1月23日18時5分 第2戦:1月24日13時5分

 第8節2戦目から第14節まで8勝1敗と好調だった名古屋ダイヤモンドドルフィンズだが、前々節に続いて前節の宇都宮ブレックス戦も連敗。しかしながら、2戦目は残り約4分半時点での10点差を残り8秒で追いついた。最後はフリースローを与えて1点差で敗れたものの、前々節にも第4クォーター終了間際に追いついて延長に持ちこんだ試合があっただけに、粘り強さは発揮できている印象だ。

 シーホース三河は前節、川崎ブレイブサンダースと1勝1敗。1戦目は第4クォーターに主導権を明け渡す格好となったが、2戦目は第2クォーターの29得点が効き、粘る川崎に逆転を許さず逃げきった。勝率で並んでいた琉球ゴールデンキングスも1勝1敗に終わったため、西地区首位の座は堅持。バイウィーク中に開催された天皇杯3次ラウンドではその琉球をアウェーで撃破し、ファイナルラウンド進出を決めている。

 名古屋Dは現時点でB1最少となる10試合しかホームゲームを消化しておらず、残り33試合のうち20試合をホームで戦えることは好材料。三河が今シーズンアウェーで12勝2敗と大きく勝ち越している点は気になるが、三河のホームで戦った第3節の直接対決では1勝1敗ながら得失点差では名古屋Dが優位に立った。その優位を保つためには、三河のオフェンスを少しでも抑える必要がある。2人加わった特別指定選手を含め、持ち駒をフルに活かしてハードなディフェンスを徹底すれば、一気に星1つの差まで迫ることも十分に可能だ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・名古屋D(ヘッドコーチ:梶山信吾)
小林遥太
齋藤拓実
ジェフ・エアーズ
菊池真人
張本天傑
安藤周人
レオ・ライオンズ
中東泰斗
中務敏宏
笹山貴哉
ジャスティン・バーレル
木下誠
狩野祐介
笹山陸 ※特別指定
坂本聖芽 ※特別指定

・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
川村卓也
柏木真介
カイル・コリンズワース
長野誠史
高橋耕陽
熊谷航
金丸晃輔
根來新之助
シェーン・ウィティングトン
加藤寿一
シェーファーアヴィ幸樹
ダバンテ・ガードナー

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