2021.01.29

田渡凌が横浜国際プールに凱旋、河村勇輝vs佐土原遼の“東海大対決“も見どころ

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

横浜ビー・コルセアーズvs 広島ドラゴンフライズ(@横浜国際プール)
第1戦:1月30日15時5分 第2戦:1月31日14時5分

 Bリーグ初年度の2016−17シーズンに、「B1・B2入れ替え戦」で激突した横浜ビー・コルセアーズ広島ドラゴンフライズ。両者は横浜国際プールで行われる第19節に、B1の舞台では初対決を迎える。

 横浜は今シーズン、カイル・ミリングヘッドコーチを招聘し新たな舵を切ったが、序盤戦で指揮官や外国籍選手合流の遅れなどもあり、30試合を消化した時点で大きく負け越している状態。それでも、12月は10戦中5勝を挙げており、年末の河村勇輝の加入でさらにチームが活性化された印象だ。ただ、ここまでの平均失点は少ないものの、得点力不足で試合を落としている傾向も見られる。得点リーダーのロバート・カーターらの外国籍選手に頼りすぎず、日本人選手が積極的にアタックする姿勢を貫くことが勝利には必要だ。

 一方の広島も、現在西地区最下位とB1昇格後は予想外とも言える苦戦を強いられている。昨シーズンのB2MVPのグレゴリー・エチェニケ、今シーズン途中に日本国籍を取得したトーマス・ケネディ、さらには昨シーズンまで横浜に在籍した田渡凌らを擁しながらも、失点の多さと競った展開での“勝負弱さ”が露呈。巻き返しへは、まず守備の意識を高く持ちディフェンスリバウンドを確実に取ることで失点を減らしたい。

 今節の注目選手は、やはり古巣凱旋となる元横浜の主将・田渡だろう。今シーズンはプレータイム確保に苦しんでいるが、この試合をきっかけに個人、そしてチーム浮上のきっかけを掴めるか。また、現東海大学1年の河村と3年の佐土原遼による先輩後輩対決にも注目。2人が同時にコートに立つことを期待したい。

文=小沼克年

■ロスター
・横浜(ヘッドコーチ:カイル・ミリング)
河村勇輝 ※特別指定
パトリック・アウダ
ケドリック・ストックマン・ジュニア
ロバート・カーター
レジナルド・ベクトン
森川正明
アキ・チェンバース
森井健太
秋山皓太
キング開 ※特別指定
竹田謙
須藤昂矢
エドワード・モリス
生原秀将
小原翼

・広島(ヘッドコーチ:堀田剛司)
ジャマリ・トレイラー
トーマス・ケネディ
朝山正悟
岡本飛竜
アイザイア・マーフィー
グレゴリー・エチェニケ
柳川幹也 ※特別指定
田渡凌
田中成也
荒尾岳
古野拓巳
佐土原遼 ※特別指定
谷口大智
森山修斗

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