2021.01.29

ホームでの勝率がふるわないシーホース三河、相手の積極果敢なディフェンスをかいくぐれるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

シーホース三河vs 秋田ノーザンハピネッツ(@スカイホール豊田)
第1戦:1月30日15時5分 第2戦:1月31日15時5分

 シーズン負け越しというまさかの成績に終わった昨シーズンから立て直し、シーホース三河は地区優勝争いを引っ張る立場に返り咲いた。開幕5連勝の後は白星と黒星を交互に重ねたこともあったが、11月から12月にかけて9連勝をマーク。しかし、現時点ではホームでの勝率が思わしくなく、東地区のチームに喫した4敗もすべてホームでのもの。リーグ制覇を目指す上で、ホームで着実に白星を積み上げられるかどうか、東地区のチームとどう戦うかが今後のカギになってくるだろう。

 その意味で、今節の秋田ノーザンハピネッツ戦は今後を占う戦いになるだろう。秋田は昨シーズン負け越した状態でシーズン中止となったとはいえ、一時白星が先行した時期もあり、戦える感触をつかんだシーズンだった。今シーズンはそこからさらに進化。12月にはアルバルク東京を破るなど8勝2敗と大きく星を伸ばし、勝率6割をキープしている。前々節も川崎ブレイブサンダースから96得点を奪う快勝。東地区4位を争う富山グラウジーズとの直接対決を次節に控え、西地区首位の三河を撃破して波に乗っておきたいところだ。

 ターンオーバーの少なさが得点力に直結している三河も、スティール数でリーグトップクラスの秋田のディフェンスには警戒が必要。そして、秋田はブロック数がリーグで唯一1試合平均4個を超えている。ダバンテ・ガードナーが突破するか、カディーム・コールビーが立ちはだかるか、ペイントエリアでのフィジカルな攻防に要注目だ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
川村卓也
柏木真介
カイル・コリンズワース
長野誠史
高橋耕陽
熊谷航
金丸晃輔
根來新之助
シェーン・ウィティングトン
加藤寿一
シェーファーアヴィ幸樹
ダバンテ・ガードナー

・秋田(ヘッドコーチ:前田顕蔵)
大浦颯太
細谷将司
野本建吾
アレックス・デイビス
伊藤駿
中山拓哉
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
ハビエル・カーター
カディーム・コールビー
古川孝敏

この試合の他の記事

BASKETBALLKING VIDEO