2021.02.09

7連敗で窮地に立つ新潟アルビレックスBB、ターンオーバーを減らして川崎ブレイブサンダースに食らいつきたい

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

新潟アルビレックスBB vs 川崎ブレイブサンダース(@シティホールプラザアオーレ長岡)
2月10日19時5分

 一昨シーズンに地区優勝争いを演じながら、昨シーズンはくっきりと明暗が分かれた新潟アルビレックスBB川崎ブレイブサンダース。新潟が今シーズンも苦しむ一方で、川崎も今シーズンは現時点で東地区5位という順位が示すように、今一つ突き抜けられない。3カ月以上前の第6節以来となる対戦はどのような展開になるか。

 新潟は前節、東地区首位の宇都宮ブレックスとの1戦目で38点差の大敗。前半がわずか19得点とオフェンスが機能せず、オフェンスリバウンドを24本奪われるなどディフェンスにも影響する悪循環に陥った。しかし、2戦目はアレン・ダーラムを中心に力強くペイントアタックし、相手の3ポイントシュートを4本に抑えるなどして一時はリード。最後は7点差で敗れたものの、東地区優勝マジックを点灯させた宇都宮を苦しめた。

 対する川崎も西地区首位のシーホース三河と対戦。1戦目は14本の3ポイントシュートを浴びせ、アシストも31。守っては三河の3ポイントシュートが4本、アシストが11と完全にお株を奪って30点差の快勝だった。2戦目はそのお株を奪い返され、第4クォーターに35失点を喫しながらも3点差で逃げきった。最後の16秒の時計の進め方にも難を残したが、今シーズンの三河戦を3勝1敗で終えたのは大きい。

 新潟は前節、指揮を代行している青木勇人アソシエイトコーチが2戦目に見事な適応を見せた。1戦のみとなる今節は事前のスカウティング能力が試されるところ。前回の対戦で乱発した高い位置でのターンオーバーを減らして川崎に食らいつきたい。

文=吉川哲彦

■ロスター
・新潟(ヘッドコーチ:福田将吾)
星野曹樹
伊藤領 ※特別指定
大矢孝太朗
アレン・ダーラム
五十嵐圭
柏倉哲平
石井峻平 ※インジュアリーリスト
西田優大
納見悠仁
佐藤公威
ロスコ・アレン
水野幹太
池田雄一
林翔太郎
ジェイソン・ウォッシュバーン

・川崎(ヘッドコーチ:佐藤賢次)
藤井祐眞
米須玲音 ※特別指定
青木保憲
篠山竜青
増田啓介
辻直人
マティアス・カルファニ
ニック・ファジーカス
大塚裕土
熊谷尚也
長谷川技
パブロ・アギラール
ジョーダン・ヒース

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