2021.02.09

4連敗と苦しい状況の信州ブレイブウォリアーズ、今節の最大のポイントは「守り方」

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

信州ブレイブウォリアーズvs名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(@ホワイトリング)
2月10日19時5分

 昨シーズンのB2最高勝率チーム、信州ブレイブウォリアーズも前節は昨シーズンB1最高勝率チーム、アルバルク東京の地力に屈する結果に終わった。2戦とも相手のターンオーバーを誘発できず、3ポイントシュートを30本以上打ちながら成功は7本止まりと、持ち味を発揮できずじまい。ただ、勝久マイケルヘッドコーチは「遂行力や激しさの面でA東京がB1のスタンダード。我々もその場所を目指し続けたい」と良い再認識の機会として受け止め、小野龍猛も「チームとして3ポイントを打ち続けるマインドを持っていきたい」と前向きに考えている。準備の時間は限られるが、今節はその意識を少しでも体現したい。

 対戦相手の名古屋ダイヤモンドドルフィンズは現在5連勝中だ。前節の三遠ネオフェニックス戦は連日100点ゲームを演じた上、1戦目では初めてベンチ登録された笹山陸が兄・貴哉と同時出場を果たし、2戦目では坂本聖芽がデビュー戦を上回る7得点を挙げるなど、ポジティブな要素が多かった。西地区上位2チームを追撃するために、この連勝をできる限り伸ばしたいところだ。

 第6節までさかのぼる前回の対戦は名古屋Dが制しているが、両者60点台だったことを考えると試合展開としては信州のペース。名古屋Dの13ターンオーバー、3ポイントシュート成功数が名古屋Dの4本に対して信州が11本という数字もその証明だ。とはいえ信州はインサイドを攻略され、名古屋Dは前節3ポイントが好調だった。したがって今節の最大のポイントは信州の守り方だ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・信州(ヘッドコーチ:勝久マイケル)
山本エドワード
井上裕介
西山達哉
栗原ルイス
佐藤託矢
大崎裕太
ジョシュ・ホーキンソン
ヤンジェミン
三ツ井利也
小野龍猛
ウェイン・マーシャル
アンソニー・マクヘンリー

・名古屋D(ヘッドコーチ:梶山信吾)
小林遥太
齋藤拓実
ジェフ・エアーズ
菊池真人
張本天傑
安藤周人
レオ・ライオンズ
中東泰斗
中務敏宏
笹山貴哉
ジャスティン・バーレル
木下誠
狩野祐介
笹山陸 ※特別指定
坂本聖芽 ※特別指定

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