2021.02.12

宇都宮ブレックスは外国籍選手への守備が課題、喜多川とKJのベテランシューター対決も見もの

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

宇都宮ブレックスvs京都ハンナリーズ(@ブレックスアリーナ宇都宮)
第1戦:2月13日15時5分 第2戦:2月14日15時5分

 前節、レバンガ北海道のアウェーに乗り込んだ東地区首位の宇都宮ブレックスは、87−85で辛くも勝利。試合をとおして相手から21個のターンオーバーを奪う守備を披露したが、ジョーダン・テイラーに20得点、ニック・メイヨにはゲームハイの25得点を献上。第4クォーター序盤には遠藤祐亮がファウルアウトになったほか、獲得した31本のフリースローは17本しか得点に結び付けず課題を残した。

 それでも、5試合ぶりに復帰したライアン・ロシターの活躍で相手に食らいつくと、同点で迎えた最後の攻撃ではインサイドでボールを受けたジェフ・ギブス玉木祥護との1対1を制して試合を決めた。また、同地区2位の千葉ジェッツが敗れたため、地区優勝マジックは2つ減り「23」。今月唯一のアウェーゲームを終え、次はホームに京都ハンナリーズを迎える。

 前節の京都は、三遠ネオフェニックスに勝利し今シーズン12勝目。大黒柱のデイヴィッド・サイモンが欠場となったものの、代わりにレイヴォンテ・ライスジャスティン・ハーパーが奮闘。2人でチーム全体の85得点中59得点を稼ぎ、リバウンドでも勝利を呼び込んだ。ただ、ディフェンスでは相手に速攻を許してしまう場面が何度かあり、そこは今節へ向けての修正点。宇都宮も堅守速攻を得意としているだけに、不用意なミスからの失点を最小限に抑えたい。

 確実にマジックを減らしたい宇都宮は、北海道戦と同様に相手外国籍選手をどう抑えるか。竹内公輔が代表活動で欠場となるため、今節もギブスの攻守に渡る活躍が必要となるだろう。また、この試合では喜多川修平vs松井啓十郎のベテランシューター対決も見ものだ。

文=小沼克年

■ロスター
・宇都宮(ヘッドコーチ:安齋竜三)
田臥勇太
ジェフ・ギブス
LJ・ピーク
比江島慎
テーブス海
遠藤祐亮
竹内公輔
荒谷裕秀 ※特別指定
渡邉裕規
鵤誠司
ライアン・ロシター
喜多川修平
ジョシュ・スコット
星川堅信 ※特別指定

・京都(ヘッドコーチ:小川伸也)
寺嶋良
會田圭佑
大庭岳輝
久保田義章
松井啓十郎
満田丈太郎
レイヴォンテ・ライス
石谷聡
細川一輝
ジャスティン・ハーパー
内海慎吾
永吉佑也
デイヴィッド・サイモン

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