2021.02.12

4連敗で正念場を迎えたシーホース三河、アルバルク東京戦は今後の命運を左右する一戦に

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

シーホース三河vsアルバルク東京(@ウィングアリーナ刈谷)
第1戦:2月13日14時5分 第2戦:2月14日14時5分

 シーホース三河が4連敗で正念場を迎えている。前節の大阪エヴェッサ戦は今シーズン最多の31得点をマークした金丸晃輔を筆頭にシュート成功率が良く、アシストも30個を数えたものの、相手にも高いシュート成功率を許し、相手より5個多い15ターンオーバーが黒星に結びついた。西地区首位の琉球ゴールデンキングスとは星の差が3つまで開き、背後には名古屋ダイヤモンドドルフィンズに加えて大阪も迫る。今節がアルバルク東京、次節が宇都宮ブレックスとの対戦であることを考えると、今シーズンの三河の命運を左右する重要な局面に差しかかったといえる。

 A東京は東地区2位の千葉ジェッツに勝利。ロースコアの前半から打って変わって後半は打撃戦の様相を呈し、第3クォーター残り約1分時点で14点リード。第4クォーターは千葉の猛反撃に遭ってシーソーゲームとなったが、勝負どころでデション・トーマスが連続得点して振りきった。今シーズン2度目の4連勝となり、秋田ノーザンハピネッツが敗れたことで順位を1つ上げたが、まだ東地区6位。今シーズンまだ一度もない5連勝を目指すと同時に、勢いを加速させるために連勝を狙いたい。

 A東京は最近8試合の最低得点が77得点で、残る7試合は80得点をクリア。少なくともオフェンス面は安定してきており、その中心にいるのはもちろん、前節に今季最多の26得点をマークした田中大貴。両チームにとってシーズン中盤の大きな山場は、やはり金丸と田中のマッチアップが一番の見どころだ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
川村卓也
柏木真介
カイル・コリンズワース
長野誠史
高橋耕陽
熊谷航
金丸晃輔
根來新之助
シェーン・ウィティングトン
加藤寿一
シェーファーアヴィ幸樹
ダバンテ・ガードナー

・A東京(ヘッドコーチ:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
デション・トーマス
小島元基
安藤誓哉
ケビン・ジョーンズ
吉井裕鷹 ※特別指定
ザック・バランスキー
須田侑太郎
菊地祥平
竹内譲次
平岩玄
田中大貴
津山尚大
アレックス・カーク
小酒部泰暉 ※特別指定

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