2021.02.12

名古屋ダイヤモンドドルフィンズと秋田ノーザンハピネッツの一戦は、激しいボール争いがポイント

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

名古屋ダイヤモンドドルフィンズvs秋田ノーザンハピネッツ(@ドルフィンズアリーナ)
第1戦:2月13日15時5分 第2戦:2月14日15時5分

 チャンピオンシップ進出を目指す西地区3位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズと、東地区7位の秋田ノーザンハピネッツが激突する。

 名古屋Dは前節、信州ブレイブウォリアーズ戦に敗れ、連勝は5でストップ。ミスが目立ち、終盤の3ポイントシュート攻勢を止められなかったディフェンスに課題を残す。しかし、ジャスティン・バーレル張本天傑を欠きながらも、攻撃の起点になるディフェンスリバウンドでは相手を上回っており、ここ数試合を含めて持ち味のオフェンスが大きく影を潜めることはなかった。インサイド陣が手薄な中、チーム力を発揮し、現在の順位に踏みとどまっている。

 一方、秋田は前々節の富山グラウジーズ戦、さらには前節のサンロッカーズ渋谷に敗れて3連敗。ともにリーグベスト4の攻撃力を持つ相手に対し、80点以下に抑えるディフェンスこそ発揮したものの、ミスからの失点や、セカンドチャンスを与えたことが勝敗に響いた。混戦の東地区で7位まで順位を下げており、もうこれ以上は星を落とせない。

 今節、両チームともに敗因のひとつとなったターンオーバーは減らすことはもちろん、リバウンドで流れを引き寄せたい。名古屋Dはリーグ2位のディフェンスリバウンドを誇り、対する秋田はリーグナンバーワンのオフェンスリバウンドを記録しているだけに、激しいボールの争奪戦が予想される。そしてビックマンのみならず、ガード陣の果たす役割も欠くことはできず、特に秋田・中山拓哉のリバウンドは要注目。名古屋Dのガード陣は彼の動きには警戒したい。

文=大橋裕之

■ロスター
・名古屋D(ヘッドコーチ:梶山信吾)
小林遥太
齋藤拓実
ジェフ・エアーズ
菊池真人
張本天傑
安藤周人
レオ・ライオンズ
中東泰斗
中務敏宏
笹山貴哉
ジャスティン・バーレル
木下誠
狩野祐介
笹山陸 ※特別指定
坂本聖芽 ※特別指定

・秋田(ヘッドコーチ:前田顕蔵)
大浦颯太
細谷将司
野本建吾
アレックス・デイビス
伊藤駿
中山拓哉
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
ハビエル・カーター
カディーム・コールビー
古川孝敏

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