2021.03.02

強敵相手に2連勝した名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、京都ハンナリーズを破って西地区2位に迫りたい

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ vs京都ハンナリーズ(@ドルフィンズアリーナ)
3月3日18時5分

 ここまで今一つ大きな波に乗りきれなかった名古屋ダイヤモンドドルフィンズにとって、この連勝は何よりも大きなきっかけになるはずだ。Bリーグとなってから初めてアルバルク東京をドルフィンズアリーナに迎えた前節は、2戦とも延長にもつれこむ熱戦。1戦目は第4クォーター残り8秒で同点にした勢いのまま延長で先手を取り、逆に2戦目は第4クォーター残り6秒で同点にされ、延長でも5点を先行されたにもかかわらず、冷静に相手のファウルを誘ってフリースローでひっくり返した。特に2戦目は相手が飛車角抜きだったとはいえ、2度のリーグ優勝を誇るA東京を撃破し、西地区2位のシーホース三河にも星1つの差に迫った。

 対する京都ハンナリーズは前節、大阪エヴェッサを相手に1戦目は第3クォーターまでの16点ビハインドが響いて敗れたものの、2戦目は終始よく守ってリベンジした。相手のシューティングスランプもあったとはいえ、60失点は今季2番目に少ない数字。今シーズンの京阪ダービーを2勝2敗とし、得失点差はプラスで終えることができた。

 前回の対戦は京都がホームでわずか1点差という悔しい黒星。残り3試合はすべてアウェーだが、例年順位争いをしている関係性もあり、京都はまず今節のうちに借りを返しておきたいはずだ。昨シーズンまで在籍した古巣に挑む満田丈太郎は、前節2戦目に久しぶりの2ケタとなる12得点をマークしたが、前回の2ケタ得点がその名古屋D戦の16得点。今節も期待してよさそうだ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・名古屋D(ヘッドコーチ:梶山信吾)
小林遥太
齋藤拓実
ジェフ・エアーズ
菊池真人
張本天傑
安藤周人
レオ・ライオンズ
中東泰斗
中務敏宏
笹山貴哉
ジャスティン・バーレル
木下誠
狩野祐介
笹山陸 ※特別指定

・京都(ヘッドコーチ:小川伸也)
寺嶋良
會田圭佑
大庭岳輝
久保田義章
松井啓十郎
満田丈太郎
レイヴォンテ・ライス
石谷聡
細川一輝
ジャスティン・ハーパー
内海慎吾
永吉佑也
デイヴィッド・サイモン

この試合の他の記事

BASKETBALLKING VIDEO