2021.03.02

4ゲーム差で迎える首位攻防戦、琉球ゴールデンキングスはシーホース三河の起点を抑えられるか

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

琉球ゴールデンキングスvsシーホース三河(@沖縄市体育館)
3月3日19時35分

 ゲーム差4で迎える西地区首位攻防戦。首位の琉球ゴールデンキングスが、ホームで2位のシーホース三河を迎え撃つ。今シーズン2戦全敗の難敵に勝ち、地区優勝マジックを減らすことができるか。

 琉球は前節、富山グラウジーズとの第1戦に敗れて連勝が8でストップ。第1クォーターから相手のオフェンスを止めることができずに苦しんだ。しかし、第2戦は序盤から持ち味の堅守を取り戻し、2連敗を回避。ジャック・クーリーのファウルトラブルにはキム・ティリが攻防両面をカバーし、ベンチメンバー全員で奮闘した。前日の敗戦を引きずることなく、40分間ハードワークを体現できることが、首位をキープする原動力と言える。

 三河は前節、東地区首位の宇都宮ブレックスに2連勝こそ逃したが、第1戦で18点差をつけて快勝した。勝因はリーグナンバーワンディフェンスの宇都宮に対して、強みの攻撃力を発揮できたこと。ダバンテ・ガードナーの20得点を筆頭に4人が2ケタ得点を記録し、敗れた第2戦もガードのカイル・コリンズワースが2戦連続で得点とリバウンドでダブルダブルの活躍を披露した。好調なオフェンスはそのままに、18本の3ポイントシュートを被弾したことを修正して琉球戦へ臨みたい。

 現状、直接対決では三河が相性の良さを見せる。昨年12月のリーグ戦と1月の天皇杯3次ラウンドの計2試合ではコリンズワースが流れを呼び込む起点になった。対する琉球は今節こそ、序盤から三河の起点に圧力をかけ気持ちよくプレーさせないことが、勝利を引き寄せる鍵になるだろう。

文=大橋裕之

■ロスター
・琉球(ヘッドコーチ:藤田弘輝)
石崎巧
船生誠也
並里成
ドウェイン・エバンス
岸本隆一
セドリック・シモンズ ※インジュアリーリスト
田代直希
今村佳太
満原優樹
小野寺祥太
キム・ティリ
ジャック・クーリー
牧隼利

・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
川村卓也
柏木真介
カイル・コリンズワース
長野誠史
高橋耕陽
熊谷航
金丸晃輔
根來新之助
シェーン・ウィティングトン
加藤寿一
シェーファーアヴィ幸樹
ダバンテ・ガードナー

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