2021.03.05

西地区4位転落もあり得るシーホース三河、ダバンテ・ガードナーが勝負のカギを握る

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

シーホース三河vs信州ブレイブウォリアーズ(@ウィングアリーナ刈谷)
第1戦:3月6日14時5分 第2戦:3月7日14時5分

 2月は2勝5敗と思いの外負けが込んだシーホース三河が、3月も黒星スタート。それも、相手は西地区首位の琉球ゴールデンキングスだった。第3クォーターに29失点で劣勢に回ると、第4クォーターも26失点。そのディフェンス面もさることながら、成功率はリーグ3位にもかかわらず試投数がリーグ最少のフリースローはこの試合も試投が10本と自らの1試合平均数も下回るなど、オフェンス面も今シーズンの課題が如実に表れてしまった。琉球との差は星5つまで広がり、もたつく間に名古屋ダイヤモンドドルフィンズに勝率で並ばれた。大阪エヴェッサの結果次第で今節は地区4位まで転落する可能性もあり、危機感を募らせなければならない。

 信州ブレイブウォリアーズも2月を2勝5敗で終え、前節は大阪エヴェッサに敗戦。前半リードしながらも第3クォーターに逆転され、第4クォーターは西山達哉の3ポイントシュートなどで食らいついたものの、ディフェンスが機能せず31失点を喫した。チャンピオンシップ進出は厳しい状況だが、第7節に三河に土をつけた戦いを思い出し、意地を見せたい。

 ダバンテ・ガードナーは昨シーズンの三河移籍後フリースロー試投数を大きく減らしており、チームとしてその強みを生かせていない。信州は1試合平均失点がリーグで3番目に少なく、上位2チームと比較してもファウルせずに守れるのが特長。三河はこの信州戦でガードナー本来の持ち味を取り戻させることが大きなプラスになるはずだ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
川村卓也
柏木真介
カイル・コリンズワース
長野誠史
高橋耕陽
熊谷航
金丸晃輔
根來新之助
シェーン・ウィティングトン
加藤寿一
シェーファーアヴィ幸樹
ダバンテ・ガードナー

・信州(ヘッドコーチ:勝久マイケル)
山本エドワード
井上裕介
西山達哉
栗原ルイス
武井弘明
佐藤託矢
大崎裕太
ジョシュ・ホーキンソン
ヤンジェミン
三ツ井利也
小野龍猛
ウェイン・マーシャル
アンソニー・マクヘンリー

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