2021.03.05

今季最後の顔合わせとなる両軍、川崎ブレイブサンダースは日本人選手の働きが重要

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

川崎ブレイブサンダースvs新潟アルビレックスBB(@川崎市とどろきアリーナ)
第1戦:3月6日17時30分 第2戦:3月7日16時5分

 今シーズンの川崎ブレイブサンダースは水曜開催の試合に強く、開幕から第18節までは負けなしの6連勝だった。2月3日に前倒しとなった第23節に土をつけられたものの、その1週間後に行われた第21節は勝利。その第21節の相手が、今節相まみえる新潟アルビレックスBB。今シーズン2度の対戦はいずれも水曜開催だったが、最後の顔合わせとなる今節は土日の連戦。川崎としては、水曜開催に比べて勝率が下がるジンクスを打破したいところ。一方の新潟は1つでも勝ち、チャンピオンシップ圏内の東地区3位まで浮上した川崎に対して意地を見せなければならない。

 第6節の対戦では23点差と川崎の快勝だったが、直近の第21節は新潟が粘って6点差。指揮を代行している青木勇人アソシエイトコーチがディフェンスを立て直し、我慢強さを少しずつ取り戻している。オフェンス面ではまだ目覚ましい成果が出ているとは言い難いが、林翔太郎は第22節にキャリアハイの22得点をマークするなど、チームの主力としての自覚が強くなってきた感がある。古巣に勝ちたいという思いがどこまでプレーに表れるかという点は注目したい。

 川崎はインジュアリーリストに入っていた外国籍選手も全員戻り、そのコンディションは日に日に良くなっている。ニック・ファジーカスの腰の具合は気になるところだが、ここからは日本人選手の働きが重要度を増す。今節は長谷川技熊谷尚也増田啓介が林を返り討ちにできるかどうかがポイントの1つになるだろう。

文=吉川哲彦

■ロスター
・川崎(ヘッドコーチ:佐藤賢次)
藤井祐眞
米須玲音 ※特別指定
青木保憲
篠山竜青
増田啓介
辻直人
マティアス・カルファニ
ニック・ファジーカス
大塚裕土
熊谷尚也
長谷川技
パブロ・アギラール
ジョーダン・ヒース

・新潟(ヘッドコーチ:福田将吾)
星野曹樹
大矢孝太朗
アレン・ダーラム
五十嵐圭
柏倉哲平
石井峻平 ※インジュアリーリスト
西田優大
納見悠仁
佐藤公威
ロスコ・アレン
水野幹太
池田雄一
林翔太郎
ジェイソン・ウォッシュバーン

この試合の他の記事

BASKETBALLKING VIDEO