2021.03.16

シーホース三河に挑む島根スサノオマジック、100点ゲームで快勝した前回の再現を狙う

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

島根スサノオマジックvsシーホース三河(@松江市総合体育館)
3月17日19時5分

 上位をうかがう西地区5位の島根スサノオマジックと、同2位をキープするシーホース三河が今シーズン2度目の対戦を迎える。

 島根は前節、東地区1位の宇都宮ブレックスに2連敗。しかし両日ともに北川弘デモン・ブルックスなど主力を欠きながらも4点差の接戦を演じた。ディフェンスからリバウンドを抑え、ペリン・ビュフォードリード・トラビスを起点としたオフェンスにつなげられると強豪相手にも主導権を奪えることを改めて印象づけた。あとはB1ワーストのターンオーバーさえ改善できれば、西地区の上位争いに割っていけそうだ。

 一方、三河は前節、信州ブレイブウォリアーズ戦で連敗を止め、今シーズン初のホーム同一カード2連勝を飾って西地区2位をキープした。第1戦は終盤に金丸晃輔シェーン・ウィティングトンが3本の3ポイントシュートを集めて勝負を決め、第2戦はダバンテ・ガードナーが2戦連続の27得点となる活躍で相手を押し切った。ただ、敗れた天皇杯の準決勝・川崎ブレイブサンダース戦で見られたように、ディフェンスの甘さは修正が必要だろう。

 両チームの前回対戦では、島根が100点ゲームで快勝した。リバウンドで42対27と上回り、14本の3ポイントシュートとトランジションオフェンスが威力を発揮した。ケガ人の復帰は待たれるが、島根は今節、全員でその再現を狙う。対する三河は相手の強みを封じるべくリバウンドへの意識を高め、攻防の切り替えを素早くできるか。天皇杯からディフェンスの修正が勝利の鍵を握るだろう。

文=大橋裕之

■ロスター
・島根(ヘッドコーチ代行:河合竜児)
後藤翔平
橋本尚明
山下泰弘
北川弘
ペリン・ビュフォード
リード・トラビス
阿部諒
杉浦佑成
白濱僚祐
小阪彰久
デモン・ブルックス
ウィリアムスニカ
神里和

・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
川村卓也
柏木真介
カイル・コリンズワース
長野誠史
高橋耕陽
熊谷航
金丸晃輔
根來新之助
シェーン・ウィティングトン
加藤寿一
シェーファーアヴィ幸樹
ダバンテ・ガードナー

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