2021.03.31

リバウンド争いが勝敗のカギを握る…島根スサノオマジックは1Qからエンジン全開で入りたい

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

島根スサノオマジック vs 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(@松江市総合体育館)
3月31日19時5分

 西地区5位の島根スサノオマジックのホームに、逆転でチャンピオンシップ(CS)進出を目指す同4位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズが乗り込む。

 島根は前節、対戦相手が新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者に判断されたことに伴い、 アウェー戦が中止。ただ直近2試合は4連敗から立て直し、序盤からディフェンスで圧力をかけ、復調した北川弘デモン・ブルックスが勢いをもたらす良い兆しを見せていた。中止は致したかたないが、休養というメリットとゲーム勘への影響が懸念される。メリットが上回ることを今節は示したいところだ。

 一方、名古屋Dは前節、京都ハンナリーズ戦に先勝こそしたが2連勝を逃した。強みのリバウンドで優位に立つことができず、ミスから失点を重ね、3人に20得点以上を与えるなどディフェンスが機能しなかった。これで地区順位は4位のままで、ワイルドカード争いでも2位サンロッカーズ渋谷と2ゲーム差を空けられての4位。残り13試合でCS進出圏内に浮上するためには、もう星を落とせない。

 名古屋Dは今シーズン、島根戦で2戦負け無し。しかし昨年10月だったこともあり、相手はリード・トラビスペリン・ビュフォードを欠いた戦力だった。前節のように島根はディフェンスから展開の速い攻撃や、外国籍選手のアタックが強いだけに、リバウンドの攻防では競り負けたくない。迎え撃つ島根も相手はレオ・ライオンズがいなかっただけに、アーリーオフェンスやピック&ロールからの3ポイントには警戒したい。第1クォーターから仕掛けられるか注目だ。

文=大橋裕之

■ロスター
・島根(ヘッドコーチ代行:河合竜児)
後藤翔平
橋本尚明
山下泰弘
北川弘
ペリン・ビュフォード
リード・トラビス
阿部諒
杉浦佑成
白濱僚祐
小阪彰久
デモン・ブルックス
ウィリアムスニカ
神里和

・名古屋D(ヘッドコーチ:梶山信吾)
小林遥太
齋藤拓実
ジェフ・エアーズ
菊池真人
張本天傑
安藤周人
レオ・ライオンズ
中東泰斗
中務敏宏
笹山貴哉
ジャスティン・バーレル
木下誠
狩野祐介

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