2021.04.02

新潟の小菅学代表取締役兼GMがけん責と制裁金50万…スタッフへのパワーハラスメントを受けて制裁を決定

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 4月1日、Bリーグは規約違反による制裁決定を報告。株式会社新潟プロバスケットボール(新潟アルビレックスBB)の小菅学代表取締役兼GMにけん責および制裁金50万円を科した。

 発覚した違反行為の内容は以下の通り。

小菅学代表取締役兼GMによる違反行為の内容
■2021年1月30日の以下行為
試合後のチームホテルにて、約2時間20分にわたりチームスタッフと面談した際、同チームスタッフに対し侮辱的、人格否定的、恫喝的な発言を行ったもの

■2021年1月31日の以下行為
前述の面談によって不安定な精神状態に陥っている同チームスタッフに対し、反省文を強要するもの

 上記各行為は、代表取締役社長兼GMと言う強い優位性を背景に、指導などの適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与え、又はチーム環境を悪化させる行為であることから、パワーハラスメント※に該当し、規約に違反する行為である。

※本件において、パワーハラスメントについては、厚生労働省の定義に準じ、「チーム内における優位性を背景に、指導等の適正な範囲を超えて、精神的・身体的 苦痛を与える又はチーム環境を悪化させる行為」と定義する。

 Bリーグは制裁理由、そして発覚から制裁決定までの経緯を次のように説明した。

●制裁理由
 上記違反行為は、「豊かなスポーツ文化の振興および国民の心身の健全な発展に寄与する」というB.LEAGUEの目的に反する悪質なものであり、かつ、 B.LEAGUEや公益財団法人日本バスケットボール協会(以下、「JBA」という)ひいてはバスケットボール界全体の価値を貶めるものであり、厳に慎むべきものであるため。

●発覚から裁定決定までの経緯
1. 2020年12月30日、B.LEAGUEが設置する「B.LEAGUE通報相談窓口」に小菅学代表取締役兼GMの行為がパワーハラスメントに該当するのではないかとの通報が入る

2. 調査を進めたところ、チームスタッフが暴言・ハラスメント行為を受けた、その行為を複数のチーム関係者が見ていたことがわかり、関係のある多数の選手、チーム関係者に対し、慎重にヒアリングをした後に、事実認定を行い、本制裁決定に至った。

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