2021.04.09

2週間ぶりに公式戦復帰の広島ドラゴンフライズが京都ハンナリーズから連勝を狙う

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

広島ドラゴンフライズ vs 京都ハンナリーズ(@広島サンプラザホール)
第1戦:4月10日13時35分 第2戦:4月11日13時35分

 西地区最下位の広島ドラゴンフライズが2週間ぶりのリーグ戦。今シーズン敵地で勝利を挙げている同8位の京都ハンナリーズをホームに迎える。

 広島は新型コロナウイルス感染症による陽性判定者や濃厚接触者が出た影響で5試合が中止になってから、ようやく復帰にこぎつけた。中止前のシーホース三河戦(3月24日)では接戦の末に勝ち切った試合だっただけに、今節も良い記憶を早く呼び覚ましたい。トーマス・ケネディ朝山正悟がオフェンスでチームをけん引し、勝負所ではディフェンスのローテーションが崩れず、好守で踏みとどる内容だった。

 対する京都は前節、滋賀レイクスターズ戦で1勝1敗。初戦こそ大敗したが、第2戦は相手を今シーズン最小の57失点に封じて連敗を2で止めた。勝因は球際で激しさを見せ、ガード陣も課題であるリバウンドへ積極的に飛び込んでから、展開の速い攻撃につなげられたことが大きい。特に第4クォーターは寺嶋良會田圭佑細川一輝の若手・中堅選手たちがチームに勢いをもたらした姿も印象的だった。

 今節、広島は中止期間を挟んで今シーズン2度目の2連勝を目指す。久々の実践でゲーム勘は心配されるだけに、シュートが決まらず我慢の時間帯もあるだろうが、改善が図られているディフェンスで接戦に持ち込みたい。対する京都は前回18点差で敗れた相手にリベンジできるか。5人に2桁得点を許した内容だっただけに、滋賀戦で見せたハードなディフェンスが勝利の鍵を握るだろう。

文=大橋裕之

■ロスター
・広島(ヘッドコーチ:尺野将太)
トーマス・ケネディ
朝山正悟
岡本飛竜
アイザイア・マーフィー
グレゴリー・エチェニケ
柳川幹也 ※特別指定
チリジ・ネパウエ
田渡凌
田中成也
荒尾岳
古野拓巳
谷口大智
森山修斗

・京都(ヘッドコーチ:小川伸也)
寺嶋良
會田圭佑
大庭岳輝
久保田義章
松井啓十郎
満田丈太郎
レイヴォンテ・ライス
石谷聡
細川一輝
ジャスティン・ハーパー
内海慎吾
永吉佑也
デイヴィッド・サイモン

この試合の他の記事

BASKETBALLKING VIDEO