2021.04.09

今年ホームで勝利のない滋賀レイクスターズ、球際の強さを生かして三遠ネオフェニックスを破りたい

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

滋賀レイクスターズ vs 三遠ネオフェニックス(@ウカルちゃんアリーナ)
第1戦:4月10日17時5分 第2戦:4月11日14時5分

 今年に入ってホームでまだ白星が無い西地区7位の滋賀レイクスターズ。同9位の三遠ネオフェニックスと今シーズン3度目の対戦を迎える。

 滋賀は前節、京都ハンナリーズ戦で連敗を5でストップ。第1戦で今シーズン最多得点差となる28点差をつけて快勝した。リードを許して試合を折り返したが、後半にジョーダン・ハミルトンがゲームを動かし、狩俣昌也晴山ケビンらが3ポイントシュートを立て続けに決めるなど1試合で14本の長距離砲を成功。相手のミスを誘う激しいディフェンスとかみ合った。第2戦はリベンジを許したが、両日とも15本以上のオフェンスリバウンドを奪っており、球際の強さは今節に生かしたい。

 一方の三遠は前節、川崎ブレイブサンダース戦に敗れて6連敗。ただ第2戦はこれまでの大敗からカムバックし、第4クォーターに反撃に転じる粘りを見せた。勝利にはつながらず、オフェンスリバウンドから失点を重ねたことは改善が必要だが、ケガから復帰後3戦連続先発のサーディ・ラベナが力強く仕掛ける姿は、残りの試合を戦い切るうえで収穫だろう。

 滋賀は今シーズン、三遠戦で2戦2勝。ただ、当時はラベナが欠場していただけに、今節は仕切り直し。とりわけ彼とマッチアップが予想される前田怜緒が、パワフルな相手を止めることができるか注目だ。対する三遠も、前節の敗因になったオフェンスリバウンドを与えたくない。ディフェンスリバウンドの意識を高め、ラベナにつなぐ展開の速いオフェンスが増えれば、3週間ぶりの白星が見えるだろう。

文=大橋裕之

■ロスター
・滋賀(ヘッドコーチ:ショーン・デニス)
ジョナサン・オクテウス
村上駿斗
狩俣昌也
ジョーダン・ハミルトン
晴山ケビン
今川友哲
アンガス・ブラント
野本大智 ※特別指定
伊藤大司
頓宮裕人
前田怜緒

・三遠(ヘッドコーチ:ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ)
サーディ・ラベナ
山本柊輔
寺園脩斗
川嶋勇人
北原秀明 ※インジュアリーリスト
太田敦也
ネナド・ミリェノヴィッチ
岡田慎吾
西川貴之 ※インジュアリーリスト
鈴木達也
カイル・ハント
鈴木空
津屋一球
ステヴァン・イェロヴァツ

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