2021.04.09

対戦成績はサンロッカーズ渋谷の2勝…富山グラウジーズは勝利に加え、得失点差を意識したい

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

富山グラウジーズ vs サンロッカーズ渋谷(@富山市総合体育館)
4月10日18時5分 4月11日13時5分

 ここまで一度も試合中止に見舞われることなく、B1で最も多い51試合を消化している富山グラウジーズ。前節は島根スサノオマジックと戦い、連勝を8に伸ばした。ジョシュア・スミスがインサイドを支配し、ジュリアン・マブンガがトリプルダブルに近い働きを見せる必勝パターンに加え、1戦目は岡田侑大が14得点、2戦目は橋本晃佑が22得点と日本人選手も活躍。東地区4位のままだが、チャンピオンシップ進出マジックはいよいよ1ケタに突入し、上昇ムードをさらに高めてCSに突き進みたい。

 そこに待ったをかけたいのが同5位のサンロッカーズ渋谷だ。6連勝から前々節の中止を挟んで臨んだ前節の琉球ゴールデンキングス戦は96得点の猛攻で1戦目を取ったが、2戦目はフリースローだけで30点を献上するなどディフェンスを攻略され、101失点で連勝がストップ。富山との差は1つ開いてしまったが、今節の直接対決は連勝すれば勝利数で並び、敗戦数が1つ少なくなるため順位が逆転するという、非常に重要な局面だ。

 今季2度の対戦はいずれもSR渋谷が勝ち、得失点差は20点ある。アルバルク東京との対戦成績でたった1点の得失点差に泣いた富山としては、連勝はもちろんのこと、普段以上に点差を意識しなければならない。被ファウル数リーグ最多の富山が狙うべきは、やはりSR渋谷のファウルの多さ。個人で最も被ファウルの多いマブンガの積極的なアタックが見られることは間違いない。

文=吉川哲彦

■ロスター
・富山(ヘッドコーチ:浜口炎)
山口祐希
飴谷由毅 ※特別指定
阿部友和
水戸健史
上澤俊喜 ※特別指定
宇都直輝
前田悟
松脇圭志
橋本晃佑
城宝匡史
ジュリアン・マブンガ
ジョシュア・スミス
岡田侑大

・SR渋谷(ヘッドコーチ:伊佐勉)
関野剛平
ベンドラメ礼生
チャールズ・ジャクソン
西野曜
ジェームズ・マイケル・マカドゥ
渡辺竜之佑
野口大介
広瀬健太
石井講祐
山内盛久
ライアン・ケリー
盛實海翔
田渡修人

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