2021.04.13

両チームともに白星必須、秋田ノーザンハピネッツは速さで相手を翻弄したい

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

秋田ノーザンハピネッツ vs 富山グラウジーズ(@CNAアリーナ☆あきた)
4月14日19時5分

 現在26勝24敗、ワイルドカードでのチャンピオンシップ進出へ1つも負けられない秋田ノーザンハピネッツ。今節は、35勝18敗で現在ワイルドカード1位の富山グラウジーズをCNAアリーナ☆あきたに迎える。富山には今シーズン3連敗中。秋田はレギュラーシーズン最後の対決で白星を掴みたい。

 前節、川崎ブレイブサンダースのホームに乗り込んだ秋田は、第2戦に勝利し6連敗から脱出した。その初戦では55-82で完敗したが、次戦は最終スコア93-84。第2戦では直近6試合でわずか6得点と不調が続いていた細谷将司が、前半だけで23得点(計31得点)を挙げる活躍で奮起。チーム全体では高さで不利な状況を必死のディフェンスで耐えると、計14本の3ポイントシュートを沈めて川崎を退けた。

 対する前節の富山は、2勝差ですぐ後ろにつけるサンロッカーズ渋谷との天王山。第1戦は終始接戦となった好ゲームを1点差で落としてしまったが、翌日は93-82で制し順位をキープした。特に第2戦では8-25という出だしとなりながらも、橋本晃佑水戸健史らがつないで後半逆転に成功。立ち上がりの出来については反省材料と言えるが、控え選手の活躍という意味では前向きに捉えられる内容だった。

 富山と秋田の外国籍選手は、ともに現状2名。ただ、富山はほぼフル出場を続けるジュリアン・マブンガジョシュア・スミスのスタミナが懸念される。前節で合計44リバウンドを叩き出したスミスに対し、秋田はスピードのミスマッチで優位に立ちたいところ。勝利必須の矛盾対決は、秋田が堅守速攻を披露できるかどうかにかかっている。

文=小沼克年

■ロスター
・秋田(ヘッドコーチ:前田顕蔵)
王偉嘉
大浦颯太
細谷将司
野本建吾
アレックス・デイビス
伊藤駿
中山拓哉
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
ハビエル・カーター
カディーム・コールビー ※インジュアリーリスト
古川孝敏

・富山(ヘッドコーチ:浜口炎)
山口祐希
飴谷由毅 ※特別指定
阿部友和
水戸健史
上澤俊喜 ※特別指定
宇都直輝
前田悟
松脇圭志
橋本晃佑
城宝匡史
ジュリアン・マブンガ
ジョシュア・スミス
岡田侑大

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