2021.04.13

CS出場へ望みをつなぎたい名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、インサイドでアドバンテージを取れるか

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ vs 島根スサノオマジック(@ドルフィンズアリーナ)
4月14日19時5分

 逆転でチャンピオンシップ進出に望みをつなぎたい名古屋ダイヤモンドドルフィンズが、ホームで島根スサノオマジックを迎える。

 現在2連敗中の名古屋Dは、直近2節は新型コロナウイルス感染症の影響で3試合が中止になった。西地区4位、ワイルドカード4位でCS進出に可能性を残す中、最後のリーグ戦で敗れた宇都宮ブレックス戦でターンオーバーからの失点が目立っただけに、今節は修正して臨みたい。今節対戦する島根には3連勝しているが、3月31日の試合で一時は連続してボールを奪われ反撃を許しているだけに警戒が必要だ。

 一方、西地区5位の島根は前節、信州ブレイブウォリアーズとの第2戦で勝利し、連敗を4でストップ。インサイドの要であるリード・トラビスの戦線離脱でサイズのミスマッチを突かれる場面もあったが、ディフェンスから流れを呼び込み逆転勝ちへつなげた。ペリン・ビュフォードが14得点18リバウンドと奮闘し、4ファウルのデモン・ブルックスとウィリアムス・ニカが我慢の末にコートに立ち続けたことも功を奏した。

 名古屋は今節、ジャスティン・バーレルらがインサイドのアドバンテージを取ることができるか。相手からファウルを誘うことができれば、フリースローの得点機会が増え、激しいプレッシャーを受けることも減るだろう。対する島根は、信州戦のように人もボールも動かし、最後まで粘り強く戦いたい。3月の対戦で敗れはしたがダブルダブルを記録したニカには、トラビス不在の穴を埋める活躍を期待したい。

文=大橋裕之

■ロスター
・名古屋D(ヘッドコーチ:梶山信吾)
小林遥太
齋藤拓実
ジェフ・エアーズ
菊池真人
張本天傑
安藤周人
レオ・ライオンズ
中東泰斗
中務敏宏
笹山貴哉
ジャスティン・バーレル
木下誠
狩野祐介

・島根(ヘッドコーチ代行:河合竜児)
後藤翔平
橋本尚明
山下泰弘
北川弘
ペリン・ビュフォード
リード・トラビス
阿部諒
杉浦佑成
白濱僚祐
小阪彰久
デモン・ブルックス
ウィリアムスニカ
神里和

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