2021.04.16

今季最後の平塚開催、横浜ビー・コルセアーズは同地区上位を相手に一泡吹かせることができるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

横浜ビー・コルセアーズ vs サンロッカーズ渋谷(@トッケイセキュリティ平塚総合体育館)
第1戦:4月17日13時5分 第2戦:4月18日14時5分

 すでにチャンピオンシップ進出の可能性が消えている横浜ビー・コルセアーズにとって、残り試合は半ば竹田謙の引退興行の様相を呈する。前節はかつてのホームであるブレックスアリーナ宇都宮でのラストゲームとなり、宇都宮ブレックスを相手に竹田はスターターで出場。しかし、チームは第2クォーターに相手のディフェンス網を突破できず10得点に終わったのが響き、パトリック・アウダ森川正明の奮闘で追い上げたものの6点及ばなかった。今節は竹田にとって最後のトッケイセキュリティ平塚総合体育館、相手はサンロッカーズ渋谷だ。

 その渋谷は、前節千葉ジェッツに6点差の勝利。ライアン・ケリーが37得点をマークしたほか、石井講祐も4月に入って5試合目で4度目の2ケタ得点とチームを引っ張った。これで対戦成績を2勝1敗とリードし、得失点差もプラス5点とした。東地区4位の富山グラウジーズも勝ったため差は縮まっていないが、敗戦数が同じアルバルク東京には6勝の差をつけ、ワイルドカード争いで大きくリード。CS進出に向けて大きな1勝となったことは間違いない。

 横浜はSR渋谷に対して比較的相性が良く、今シーズンも第25節の対戦では最大15点差を追いつき、延長戦を5点差で制した。その中で活躍が光ったのはアウダと森川、ロバート・カーターだが、竹田も大事な場面でのスティールや3ポイントシュートで貢献。勝負どころを心得た竹田の活躍で、SR渋谷にまたも一泡吹かせることができるか。

文=吉川哲彦

■ロスター
・横浜(ヘッドコーチ:カイル・ミリング)
パトリック・アウダ
ケドリック・ストックマン・ジュニア
ロバート・カーター
レジナルド・ベクトン
森川正明
アキ・チェンバース
森井健太
秋山皓太
竹田謙
須藤昂矢
エドワード・モリス
生原秀将
小原翼

・SR渋谷(ヘッドコーチ:伊佐勉)
関野剛平
ベンドラメ礼生
チャールズ・ジャクソン
西野曜
ジェームズ・マイケル・マカドゥ
渡辺竜之佑
野口大介
広瀬健太
石井講祐
山内盛久
ライアン・ケリー
盛實海翔
田渡修人

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