2021.04.16

4連勝と波に乗る京都ハンナリーズ、同地区上位を自慢のディフェンスで抑えられるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

京都ハンナリーズ vs シーホース三河(@京都市体育館)
第1戦:4月17日18時5分 第2戦:4月18日14時5分

 京都ハンナリーズが今シーズン初の4連勝を達成した。信州ブレイブウォリアーズと対戦した前節、第1クォーターに29失点を喫したところから少しずつ持ち直し、第4クォーターは9失点。オフェンスではレイヴォンテ・ライスの第4クォーターの果敢な姿勢がムードを高めた。また、今シーズン最長の26分出場となった會田圭佑も貴重な働きで貢献。順位争いの直接対決を制して西地区6位に浮上し、今節連勝すればさらにもう一つ順位が上がる可能性がある。

 シーホース三河の3週間ぶりの試合は滋賀レイクスターズに敗れる結果となった。シェーン・ウィティングトンの欠場もあって40分フル出場となったダバンテ・ガードナーは、33本のフィールドゴールと6本のフリースローを放って41得点を叩き出したが、そのガードナーも含めてチーム全体の3ポイントシュートが不発。ターンオーバーが3個しかなかったことを考えると、82得点はやや物足りなかった。とはいえ、前節に限れば試合を消化できたことが収穫。チャンピオンシップに向けて状態を上げていきたい。

 今シーズン2度の対戦はいずれも三河が危なげなく勝利している。特に第4節は6人が2ケタ得点をクリアし、柏木真介も9得点をマークして計99得点を積み上げた。ウィティングトンの出場の可否にもよるが、そのオフェンスバランスを再現したいところ。京都は最近4試合の最多失点が73点とディフェンスが格段に向上しており、三河はその壁を破らなければならない。

 文=吉川哲彦

■ロスター
・京都(ヘッドコーチ:小川伸也)
寺嶋良
會田圭佑
大庭岳輝
久保田義章
松井啓十郎
満田丈太郎
レイヴォンテ・ライス
石谷聡
細川一輝
ジャスティン・ハーパー
内海慎吾
永吉佑也
デイヴィッド・サイモン

・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
川村卓也
柏木真介
カイル・コリンズワース
長野誠史
高橋耕陽
熊谷航
金丸晃輔
根來新之助
シェーン・ウィティングトン
加藤寿一
シェーファーアヴィ幸樹
ダバンテ・ガードナー

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