2021.04.20

地区優勝凱旋試合を迎える宇都宮ブレックス、チャンピオンシップへ弾みをつける試合を披露したい

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

宇都宮ブレックス vs 秋田ノーザンハピネッツ(@ブレックスアリーナ宇都宮)
4月21日19時25分

 東地区優勝を飾った宇都宮ブレックスがホームに凱旋。同地区7位の秋田ノーザンハピネッツを迎え、チャンピオンシップへ弾みをつける試合を披露したい。

 10連勝中の宇都宮は、試合の無かった4月18日に2016-17シーズン以来の東地区優勝を決め、CSのホーム開催権を獲得。2度目のリーグ制覇へ前進した。ただ前節の富山グラウジーズ戦では連勝も、第2戦の会見で安齋竜三ヘッドコーチはディフェンスで、エナジーがあまり出せなかったことに言及。改めて反省点を挙げ、勝って兜の緒を締めている。

 一方の秋田は前節、新潟アルビレックスBB戦で今年1月以来の同一カード連勝を飾った。第1戦は古川孝敏のブーザービーターで逆転勝ちを収め、第2戦は3月にアジア特別枠選手として加入した王偉嘉が10得点5リバウンドの活躍などで快勝した。ケガ人の発生で苦戦した3月から一転、ベテランや若手の奮闘が実って4月はここまで3勝2敗。B1で初のシーズン勝ち越しへ再び勢いづくか。

 両チームは昨年11月に対戦し、宇都宮が接戦を制している。勝因はオフェンスリバウンドと、17得点を挙げた鵤誠司の活躍が大きい。しかしターンオーバーから失点を重ねた場面も多かった。今節はオフェンスでミスを減らし、秋田の多用するゾーンディフェンスもパスを確実につないで攻略したい。対する秋田は、40分間プレッシャーをかけ続け今度こそ勝利をもぎ取れるか。接戦になれば、古巣戦となる古川がラストショットを打つ場面が出てきそうだ。

文=大橋裕之

■ロスター
・宇都宮(ヘッドコーチ:安齋竜三)
田臥勇太
ジェフ・ギブス
LJ・ピーク
比江島慎
テーブス海
遠藤祐亮
竹内公輔
荒谷裕秀 ※特別指定
渡邉裕規
鵤誠司
ライアン・ロシター
喜多川修平
ジョシュ・スコット

・秋田(ヘッドコーチ:前田顕蔵)
王偉嘉
大浦颯太
細谷将司
野本建吾
アレックス・デイビス
伊藤駿
中山拓哉
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
ハビエル・カーター
カディーム・コールビー ※インジュアリーリスト
古川孝敏

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