2021.04.20

琉球ゴールデンキングスは沖アリでの記念すべき1勝へ…会場を沸かすファンタジスタ対決にも注目

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

琉球ゴールデンキングス vs 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(@沖縄アリーナ)
4月21日19時35分

 琉球ゴールデンキングスが、4シーズン連続となる西地区優勝を決めた。チームは4月17・18日に開催予定だった大阪エヴェッサ戦が見送られたが、同地区2位のシーホース三河も第34節の2試合が消滅扱いとなり、残り試合数で琉球を上回る可能性がなくなったため17日に地区優勝が決定。これにより、チャンピオンシップクォーターファイナルは新アリーナである沖縄アリーナでの開催となり、今節はその新天地で迎える初の公式戦。名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの一戦だ。

 14日の第33節は、三遠ネオフェニックスとの競り合いの末に85-80で勝利した琉球。この試合では並里成が3月7日以来となる復帰を果たすと、いきなり19得点を挙げる活躍で勝利に貢献した。琉球のファンタジスタが今節も会場を魅了し、沖縄アリーナでの記念すべき一勝をもたらすか。

 一方、CS進出へ負けられない戦いが続いている名古屋Dは現在西地区4位。前節は滋賀レイクスターズと対戦し、1勝1敗に終わった。第1戦は相手の外国籍選手に手を焼いて3点差で敗れ、翌日も第1クォーターを終えて22-31と劣勢に。それでも、そこからディフェンスを立て直して最終的に20点差をつけて快勝した。

 琉球とは第8節以来の対戦となり、前回は4点差で敗れた名古屋D。その試合ではジャック・クーリードウェイン・エバンスにダブルダブルの活躍を許しており、勝利へはこの2人を自由にさせないことが必須となる。そして、琉球のディフェンスを破るには、並里に引けを取らないチームのファンタジスタ、齋藤拓実の働きがカギとなるだろう。

文=小沼克年

■ロスター
・琉球(ヘッドコーチ:藤田弘輝)
石崎巧
船生誠也
並里成
ドウェイン・エバンス
岸本隆一
セドリック・シモンズ ※インジュアリーリスト
田代直希
今村佳太
満原優樹
小野寺祥太
キム・ティリ
ジャック・クーリー
牧隼利

・名古屋D(ヘッドコーチ:梶山信吾)
小林遥太
齋藤拓実
ジェフ・エアーズ
菊池真人
張本天傑
安藤周人
レオ・ライオンズ
中東泰斗
中務敏宏
笹山貴哉
ジャスティン・バーレル
木下誠
狩野祐介

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