2021.04.27

沖アリ初勝利を目指す琉球ゴールデンキングス、球際の強さを生かしロースコアに持ち込みたい

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

琉球ゴールデンキングス vs 千葉ジェッツ(@沖縄アリーナ)
4月28日18時5分

 新本拠地の沖縄アリーナで初勝利を目指す西地区王者の琉球ゴールデンキングスが、東地区2位でチャンピオンシップ出場へ向け前進したい千葉ジェッツと対戦する。

 琉球は、新本拠地のこけら落としとなった名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦を接戦で落とした。ドウェイン・エバンスを欠いた中で先行したが、相手のディフェンスに抑えられ、ミスから速攻を許すなど6人に2桁得点を献上した。ただ第4クォーターはキム・ティリのブロックショットや、牧隼利のルーズボールなど球際の強さが光り、流れを引き戻しているだけに、今節も堅守は攻防の鍵を握る。

 一方の千葉は前節、横浜ビー・コルセアーズ戦に勝利し、新型コロナウイルスの影響による活動休止から復帰後、星を五分(3勝3敗)に戻した。しかし、自分たちのペースで試合を運べず、第2戦は終盤までリードを許す展開に。それでも、フルコートプレスで相手のターンオーバーを誘うなど、ディフェンスで劣勢の展開を覆した。我慢強く戦う経験はCSを見すえても大きな糧になる。

 両チームの直接対決は今シーズン1勝1敗。ただ、千葉が2戦ともに80点以下に封じられた数少ない試合だった。今節、琉球は再びロースコアゲームに持ち込みたい。また前回は外国籍選手同士の攻防で千葉に上回られただけに、ジャック・クーリーやティリが2日間通して力を発揮することが求められる。対する千葉は我慢の展開も予想されるが、ディフェンスで粘り強く戦えるか。セバスチャン・サイズらのリバウンド、要所で速攻を繰り出せるか注目だ。

文=大橋裕之

■ロスター
・琉球(ヘッドコーチ:藤田弘輝)
石崎巧
船生誠也
並里成
ドウェイン・エバンス
岸本隆一
セドリック・シモンズ ※インジュアリーリスト
田代直希
今村佳太
満原優樹
小野寺祥太
キム・ティリ
ジャック・クーリー
牧隼利

・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン
富樫勇樹
コー・フリッピン
田口成浩
赤穂雷太 ※特別指定
大宮宏正
西村文男
シャノン・ショーター
大倉颯太 ※特別指定
佐藤卓磨
藤永佳昭
ギャビン・エドワーズ
セバスチャン・サイズ
ラシードファラーズ
原修太

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