2021.04.30

どちらが連敗から脱出できるか!? 粘り強いディフェンスからリズムをつかみたい

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

秋田ノーザンハピネッツ vs 宇都宮ブレックス(@CNAアリーナ☆あきた)
第1戦:5月1日14時5分 第2戦:5月2日14時5分

 連敗中の両チームだが、もうこれ以上は負けられない。東地区7位の秋田ノーザンハピネッツは今シーズン最後となるCNAアリーナ☆あきたでのゲーム。同1位の宇都宮ブレックスはCSへ弾みをつける大事な一戦だ。

 秋田は前節、アルバルク東京戦に敗れて連敗が3に延びた。ただ失点は2戦ともに90点を越えたが、リードを許しても再三にわたり複数のゾーンディフェンスやマンツーマンディフェンスを織り交ぜて対抗。オフェンスでも大浦颯太長谷川暢らガード陣がドライブで切れ込み、アウトサイドで構えるハビエル・カーターらが得点を決めるなど、最後まで食らいついた。

 一方、宇都宮は前節、川崎ブレイブサンダース戦に敗れて、今シーズン初の同一カード2連敗を喫した。相手のディフェンスに対してミスが重なり、ターンオーバーからの速攻などで失点。オフェンスでは3ポイントの成功率がシーズン平均を両日ともに下回って苦戦した。それでもリバウンドでは競り勝ち、第1戦は最大14点差を1点差まで追い上げるなど、球際の強さと最後まで諦めない姿勢は貫いた。

 今節、秋田はホームで宇都宮戦、今シーズン初勝利を目指す。今月21日の対戦ではミスから失点が目立ち、後半突き離されたが、ルーズボールやオフェンスリバウンドでは互角にわたりあった。ガード陣と外国籍選手のコンビネーションで良い時間も作っただけに、40分間、粘り強く戦いたい。対する宇都宮は前節の2連敗から切り替え、CSに弾みのつく内容に仕上げることができるか注目だ。

文=大橋裕之

■ロスター
・秋田(ヘッドコーチ:前田顕蔵)
王偉嘉
大浦颯太
細谷将司
野本建吾
アレックス・デイビス
伊藤駿
中山拓哉
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
ハビエル・カーター
カディーム・コールビー ※インジュアリーリスト
古川孝敏

・宇都宮(ヘッドコーチ:安齋竜三)
田臥勇太
ジェフ・ギブス
LJ・ピーク
比江島慎
テーブス海
遠藤祐亮
竹内公輔
荒谷裕秀 ※特別指定
渡邉裕規
鵤誠司
ライアン・ロシター
喜多川修平
ジョシュ・スコット

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